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当時のカタログ  昭和55年6月現在  1980年








○ 2009年1月ナカミチ博物館縮小整理のため、当ラボから放出。
 1980年当時79800円での価格帯で、この音質はほかに無かったのは事実。
 ナカミチメカでの2ヘッド機。
 ヘッドはナカミチ製では無く、アルプス製のセンダスト製。クリアで抜けの良い音質が身上であった。
 特性は、ナカミチのものとして安定しており、年月が経っても劣化が少ないのが驚きの品質である。
 メーターは、針式ピークメータなので、神経質に使うより、ZX〈メタル〉テープを使っておおらかに録音するのが身上のデッキ。
 カウンターもメカ式の3桁。神経質にカウンター読みを気にする使い方でもない。おおらかさが必要なデッキなのだ。
 RECVRは、LR独立のスライド式。これも、ぴっちりLRのレベルを合わせる!と言うことより、大体こんなもの、というおおらかさで扱う機械であることを表している。
 ファンクションキーのストロークはカチカチと小気味良い。ナカミチメカたる、カムをモーターで回し、カムを介しててこの原理で、ヘッドブロックを上下させたり、FF、REWする機構は、当時もまだあった他社の電磁石のプランジャーメカに比べ静粛性、機構的信頼性も高いものでありました。