aurosuzu
AUROSUZUさんのご紹介
数年前にIKシアターで会ってから、今年2025年3月まで、紹介記事を作るのに時間がかかってしまいました。
AUROSUZUさんは教育関係のお仕事をしている方です。
色々なサイトで呼び方が異なる設定をしています。おやぢの趣味サイトの管理者わたくしも同様です。
AUROSUZUさんは、リアルに会話をしないと分かりにくい方。まるで私自身を見ている気がします。私も一発で他人に理解されるとは思っておりません。
先日3月8日にIK氏のイベントで名古屋まで行った際AUROSUZUさんとご一緒しました。
ちゃんとお話をするのは今回が初めてです。すぐに、お互いその性格言動から一発で他人に理解を得ようとは考えていない人種と分かります。
何故AUROSUZUさん?かをご説明します。
もともと氏の趣味で音楽再生について様々な方式を試行錯誤して取り組んできた。それが数年前にAURO3Dに出会った。
AVアンプや映画サラウンドなどの分野で新しいサラウンドモードとしてAV雑誌に紹介されていました。
2011年ころに麻倉怜士さんがベルギーのAURO3D社訪問記事を雑誌に掲載。AURO3Dの認知度が上がりAVアンプにも搭載。
AURO3Dエンコードのソフト2Lのマニフィカトの発表。2Lは元々教会収録の宗教音楽ものを発売してきたのですが、それがAURO3D方式と合致し、AURO3Dと言えば2Lと言った図式が生まれました。
WOWOWの入交3がイマーシブオーディオを何年ごろから提言。イマーシブとは存在感のある、という意味。立体音響(サラウンド)で音の対象をサラウンド収録に組み込む仕組みの事をイマーシブオーディオと名付けました。
このイマーシブオーディオにはドルビーアトモス、DTS-Xがありました。
入交さんはアトモス、DTS-Xに加えてAURO3Dの収録-再生方法を詳細に研究。実際の音楽家・ロックバンドのライブ収録にイマーシブサウンドを実現する様々な取り組みを行い、その手段の一つにAURO3Dも取り上げたのです。
WOWOWはBSフォーマットのマルチチャンネル規格、5.1AAC音声を基本にしています。BSデジタルではマルチチャンネル収録の音源ファイルをAACでしか再生(デコード)出来ない枠組みです。当然BD、UHDBDのメディアでは自由に設定できますので、LPCMにDTS=AURO3D、アトモス各フォーマットでの収録が出来ます。
このようにサラウンドモードとしてAURO3DがDTS互換を通して発展進化してきたこと。メディア(ソフト)の発売、充実。
そしてデコードするコンポーネントの開発・発展・発売が促進して、イマーシブオーディオのサラウンド、AURO3Dを楽しむ道が出来てきたのでした。
(以下拙稿AURO3D研究のページ参照)
その流れの中、私がオーディオコンピューターと呼んでいるストームオーディオのISPMk2とよばれるマシンが登場しました。
16チャンネル、22チャンネルなど多チャンネルのアナログ出力を持つ、マルチチャンネルDACなのですが、マルチDACの前段にコンピュータ補正をおこなう、音場補正技術が存在します。
ISPmk2
32
テストトーンを発してマイクで収音。位相、レベルを確認。デジタルの補正を行います。
従来と違うのは細かい周波数ごとそれぞれの位相とレベルを管理しちゃうことです。
フルフラットなF特をそれぞれのAVルームで実現できるシステム、それがISPMk2です。
さらにディラックライブというアプリケーションでは100hz以下?(50hz?)の低域に関して位相をそろえる機能もあるようです。
ルームアコースティック補正とでもいうのでしょうか。
この楽しみをAUROSUZU氏はおそらく日本で唯一の調整プログラム操作技術を持っている方と考えられます。
(ISPMK2の販売実績と輸入代理店では調整サービスを行っていないらしい)
だから、数年前に会津のIKシアターに挿入されたISPMK2の調整にAUROSUZU氏がやって来たのでした。
その時に私は彼とお会いしたのですが、用事がIK氏のISPMk2 調整だったので、私との会話は最小限でした。(過去のページ参照)
3月8日
名古屋はOK先生のお宅でAURO3D導入の機運が高まり、OK先生のAVルームでIK氏の持ち込んだISPMk2 をAUROSUZU氏が調整設定するイベントを実行しました。
OK先生のAVルームにて
今回はLX800 - ISPMk2 - 各パワーアンプ - 800D3とローエングリン + トップSPでAURO3D実験
ISP16?それでも線材のジャングルに。
パソコンでISPMk2の音場補正を設定するSUZU氏
翌9日その帰り途AUROSUZU氏の別荘にお邪魔することになりました。
IK氏は何回か訪問済み。
私は初めての訪問です。
名古屋に行ってからのイベント企画のためお土産もなにもありません。
伊豆半島南端の伊東付近にSUZU氏の別荘がありました。
SUZU氏別荘夜。 ライトアップの桜を愛でながらの音楽
後ろ頭はIk氏
Mr.BIGの4KUHDはイリマジックAURO3Dディスク。
トップスピーカ(L,C,R)の設置方法。 友人の大工さんの工作。スクリーンの基部と共用。SPはソナスファーベル。
AURO3Dセッティング
ほぼ横に1階部分と上に2階部分。 少し後ろにリア側のSP。全てソナスファーベルのSP。
フロント3本。梁の上のSPはこの3本のほぼ真上に設置するというのはAURO3D流。
フロントエンド群。 プレーヤーはマグネター800修理中のためOPPO205JP。その下にISPMk2。
今回はハイエンドスイッチングハブのデモ。ハブはただのハブではない。AUROSUZU氏は一発で音の違いを聴き分けた。
「なんでハブ一つでこんなに変わるんだ!?」
「電源も違いますから」とIK氏。「K森さん製のDC電源がこれはまた効くんですよ」 (^^)
プロジェクター DLA-V9R
キクチのスタイリスト天吊りベース。
今回は映像は無しでしたが、音響で楽しみましたので大丈夫。映像を見ていると時間不足になっていたと思います。
AURO3Dセッティングと2ch音楽セッティングでSP位置をそれぞれ変えるSUZU氏。マメです。
ソナスファーベルのユニットの位相問題=2ウエイ2chのSPと3ch以上のソナスSPで低域の位相が2chの位相と違う!ということがあり、ネットワークをいじって大きな方SPの低域は別アンプで駆動する方式。
この理由でIK氏は持ち込んだお試しジェフのパワーアンプの試聴は出来ませんでした。
SUZU氏のシステムのサウンドは唯一無二の物でした。
こだわりのオーディオ(ビデオ)ルームの音を私は最近すごくたくさん聴くようになったのですが、同じもの(音)は一つもない。
それぞれがそれぞれの音を楽しみ、向上させよう(より楽しめるように)といじって楽しんでいる。大人の趣味と言えるのだろう。(道楽とも?)
スーパーで食材を買って夜朝食にしたのも学生的乗りで楽しかった。
このような趣味の城を持てる男は幸せなのだろう。
彼の論説はこういう地盤から発せられると考えるととても興味深いのである。