CR7


○ CR70  再生ヘッドアジマス調整機構付き
  オートテープキャリブレーション。
  リール回転を検出し、テープ残量表示ができる。
  ワイヤレスリモコンもついた。
  
  BXシリーズで、廉価版デッキに走っていた時期、ナカミチ開発陣が、本当はナカミチメカを搭載しても良いくらいの筐体サイズで設計。   残念ながらコストの点で、ナカミチメカが復活ならなったデッキ。当時三協メカを使っていたナカミチだが、CR70用のメカは重いものだった。   
  結局、1000ZXLで実現した、オートチューニングを、三協メカで実現したデッキとなった。
  結構まじめに開発した製品。物量投入型デッキだったが、メカは、ナカミチ自社製に戻ることはなかった。
  三協メカだが、ヘッドが特性選別品で高域特性をギャランティーした。

  高域特性が22khzまで伸びている。
  この高域検査用に、専用特性チェックテープが作られた。   
  当時の検査テープも、標準機をもつナカミチが、究極のアジマス精度を出した原器(原機)で、検査用テープも、   
 テープを選別した上で(テープはもとより、カセットハーフにより特性が変わってしまうのだ)自社で製造していた。

発売 1986年  238000円

 WOW 0.024%以下  SN比 70db以上   ドルビーB/C
 F特  18‐20khz



 カタログでは、メーター部はきれいなグリーンであるが、市場に出回ったのは、上のような黄色にしか見えないものだった。
 一説には、カラーフィルターを一枚入れ忘れたという噂もあるが真偽は不明。