dla-x770r
JVC DLA-X770R
2017年導入。
4KHDRプロジェクター X700Rから代替。2020年10月。2022年6月。2023年7月、2025年1月ランプ交換。
定価90万円
重量15.8キロ Xシリーズは筐体が共通で重量もほとんど同じ。
これは、設置ベースも共通という事で、機種変更をしても、交換が非常に容易であることの証だ。
背面は、極シンプル。アナログ入力がないせいだ。以前は、コンポーネント3本のコードがこれに追加されていた。
HDMI端子の本体側ザグリが多少大きくなっているので、HDMIケーブルのコネクタハウジングがワイヤーワールドのような大型でも干渉しにくくなっている。
表示デバイス | 0.7型「D-ILA」デバイス (1920×1080)x 3 | |
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「e-shift4」 テクノロジー | ● | |
解像度 | 3840 x 2160*1 | |
レンズ | 2倍電動ズーム・フォーカスレンズ f=21.4~42.8 mm、F3.2~4 |
|
レンズシフト | 上下80%、左右34%(電動) | |
レンズカバー | ● | |
投写サイズ | 60型~200型 | |
光源ランプ | NSH 265W (ランプ寿命:ランプモード 低モード時で約4,500時間) | |
明るさ | 1,900 lm | |
コントラスト比 | ダイナミック | 1,300,000:1 |
ネイティブ | 130,000:1 | |
入力端子 | HDMI | 2(3D/Deep Color/HDCP 2.2 対応) |
出力端子 | トリガー | 1(ミニジャック、DC12V/100mA) |
3D シンクロ | 1(ミニDIN3pin) | |
制御端子 | RS-232C | 1(D-sub9pin) |
LAN | 1(RJ-45) | |
ビデオフォーマット | デジタル | 480p, 576p, 720p 60/50, 1080i 60/50, 1080p 60/50/24, 3840 x 2160p 60/50/30/25/24, 4096x2160p*2 60/50/30/25/24 |
PC入力信号(HDMI) | VGA/SVGA/XGA/WXGA/WXGA+/SXGA/WSXGA+ | |
3Dフォーマット | フレームパッキング | 720p 60/50、 1080p 24 |
サイドバイサイド(half) | 720p 60/50、 1080p 60/50/24、 1080i 60/50 | |
トップ&ボトム | 720p 60/50、 1080p/24 | |
消費電力 | 380W(通常待機時: 1.5W、エコモード待機時: 0.4W) | |
ファンノイズ | 21dB (ランプモード 低モード時) | |
電源 | AC100V、50/60Hz | |
外形寸法 (幅x高さx奥行き) | 455 x 179 x 472 mm | |
質量 | 15.6 kg |
*1: 3D時の解像度は1920 x 1080
*2: 4096×2160p入力時、3840以上の情報については、左右均等に非表示となります。
265Wを誇る超高圧水銀ランプと高効率化した光学エンジンの組み合わせにより、1,900lmの高輝度を実現。さらに、画素ギャップが狭く光の利用効率が高いD-ILAデバイスとの組み合わせで、緻密で滑らか、かつパワフルな映像を実現します。今まで高精細画像の視聴に適していなかったリビングルーム等の遮光できない環境下においても、鮮明で迫力ある4K高画質映像をお楽しみいただけます。
独自のD-ILAデバイスと高出力ランプに対応したワイヤグリッド採用の光学エンジンにより、ネイティブコントラスト130,000:1を実現。また、入力映像を独自のアルゴリズムで解析し、黒レベルを自動制御する「インテリジェント・レンズ・アパーチャー」との組み合わせで、驚異のダイナミックコントラスト 1,300,000:1を実現。高輝度化による究極のダイナミックレンジとの相乗効果で、リアリティあふれる感動の高画質4K映像をお楽しみいただけます。
UHDブルーレイに代表されるHDRコンテンツは、SDR※2と比べてコンテンツ側の輝度レンジ拡張や10bit階調、広色域などにより、映像表示機器の性能がより一段と求められる仕様になっています。ソースの仕様に応えるため、D-ILAプロジェクターは高いネイティブコントラストを最大限に活かし、高輝度と広色域にも対応することで、HDRコンテンツのもつ実力を余すことなく再現します。また、HDR10信号が入力されると自動的に切り替わる※3HDRピクチャーモードを設け、簡単に視聴いただくとともに、今後放送用として普及が見込まれるHybrid Log-Gamma(ハイブリッド・ログガンマ)へもいち早く対応しています。
※1:ハイダイナミックレンジ
※2:スタンダードダイナミックレンジ
※3:信号の種類によっては自動的に切り替わらない場合もあります。
最新のHDMI規格に対応。4K/60p 4:4:4や、4K/60p 4:2:2/36bit、4K/24p 4:4:4/36bitなど、18Gbpsの伝送帯域に対応したフルスペックの4K映像入力が可能になり、より色鮮やかな色調表現とより豊かな階調表現を実現します。また、動画配信サービスやUHDブルーレイ等の著作権保護コンテンツの再生を可能にするHDCP2.2にも対応しています。
独自の「e-shift」テクノロジーは、1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増して4K映像を実現しています。高出力ランプに最適化した光学エンジンと高速LSIの採用により、フルスペック4K映像入力にも対応しています。
+
=
クリアモーションドライブ
4K60P 4:4:4にも対応した動画補間技術「Clear Motion Drive」と映像に応じてD-ILAデバイスの駆動を最適に制御する「Motion Enhance」の2つの動画処理技術を搭載。この2つの独自技術により、素早い動きの映像を視聴するときにありがちな残像感を低減し、あらゆる動画映像を滑らかかつ鮮明に再現します。
PC信号やゲームなどの表示遅延を低減し、素早い操作への応答性能を高めた「低遅延モード」を搭載しました。映画だけではなく、ゲームを楽しまれるユーザーにも満足いただける仕様となっています。
独自の高画質映像処理技術「Multiple Pixel Control」を搭載。新解析アルゴリズムにより、4K映像に加え、フルHD映像もより高精細な4K映像に変換。きめ細やかな4K映像を実現しました。従来のバンド処理と比べ、より高帯域に重点を置いて画像検出を行うことで、究極の臨場感とボケ感を両立し、4K解像度ならではのリアリティーを実現します。
調整項目
調整機能 | 設定範囲 | 調整内容 |
---|---|---|
エンハンス | 0~10 | 先鋭感が増し、よりシャープな画質になります。 |
スムージング | 0~10 | ぼかし感が増し、より滑らかな画質になります。 |
NR(ノイズリダクション) | 0~10 | 映像のノイズを低減します。 |
画質
独自開発の「ピクチャートーン」は、複雑な画質調整をすることなく、自動的に「ガンマ」、「コントラスト」、「明るさ」のバランスをとりながら、設置環境に応じたお好みの明るさを±16段階で調整することが可能です。
映像を特長づける色空間情報に着目し、映像が持つ色表現の詳細情報を正確に把握したことで、専用の「カラープロファイル」を生み出すことに成功しました。豊富な画質モードとの組み合わせで多彩な画質をお楽しみいただけます。
画質モード | カラープロファイル | ||
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2D信号入力時 | 3D信号入力時 | 内容 | |
フィルム | フィルム1 | — | Eastman Kodak Companyの映画フィルム特性に近似した色空間となります。 |
フィルム2 | — | 富士フィルム株式会社の映画フィルム特性に近似した色空間となります。 | |
フィルム3 | — | テクニカラー(3色法)で制作されたフィルムをもとにデジタルリマスタリングされた作品に適した色空間です。 | |
— | 3Dフィルム※1 | フィルムで撮影された3Dの映画に適した色空間となります。 | |
シネマ | スタンダード | HDTV 規格の色空間となります。※2 | |
シネマ1 | - | 明るさアップと色鮮やかさを両立させたJVC オリジナルの映画向け色域となります。 | |
シネマ2 | — | DCI 規格に近似した色空間となります。 | |
— | 3Dシネマ | 3D映画全般の鑑賞に適した色空間となります。 | |
BT.2020 | - | BT.2020の色域に適した色空間となります。 | |
アニメーション | スタンダード | HDTV規格の色空間となります。※2 | |
アニメ1 | - | CGアニメに適した色空間となります。明るい色彩のアニメに向いています。 | |
アニメ2 | — | セル画アニメに適した色空間となります。淡い色彩のアニメに向いています。 | |
— | 3Dアニメ | 3Dアニメの鑑賞に適した色空間となります。 | |
BT.2020 | - | BT.2020の色域に適した色空間となります。 | |
ナチュラル | スタンダード | HDTV規格の色空間となります。※2 | |
ビデオ | - | 明るさアップを活かし、ドラマなどのビデオ素材に適した色域となります。 | |
— | 3Dビデオ | 3Dビデオ素材に適した色空間です。 | |
リファレンス | — | 映像そのままを忠実に再現する色域となります。 | |
BT.2020 | - | BT.2020の色域に適した色空間となります。 | |
HDR | スタンダード | HDTV規格の色空間となります。※2 | |
ビデオ | 明るさアップを活かし、ドラマなどのビデオ素材に適した色域となります。 | ||
BT.2020 | BT.2020の色域に適した色空間となります。 | ||
THX | THX※3 | - | THX規格の色空間となります。 |
- | 3D THX※3 | ||
User 1~User 5 | スタンダード | 「画質モード」が「User 1」~「User 5」の場合は、左記の「カラープロファイル」から選べます。 *「カラープロファイル」の内容は、上記と同じです。 |
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シネマ1 | |||
シネマ2 | |||
アニメ1 | |||
アニメ2 | |||
ビデオ | |||
リファレンス | |||
BT.2020 | |||
3Dシネマ | |||
3Dアニメ | |||
3Dビデオ | |||
x.v.Color※4※5 | x.v.Color 規格の色空間となります。 | ||
オフ | 色空間調整を行わないモードです。 | ||
Custom 1~Custom 5 | オートキャリブレーションにて調整された調整値が保存されます。 *オートキャリブレーションには、市販の光学センサーとプロジェクターキャリブレーションソフトウェアが必要です。詳しくは当社ホームページをご覧ください。 |
※1 3D信号入力時は、固定値となり選択できません。
※2 HDTVとは、High Definition Televisionの略称です。
※3 「画質モード」が「THX」の場合、固定となり、選択できません。
※4 x.v.Colorに対応した映像を鑑賞する場合、「画質モード」で「User 1」~「User 5」を選択し、「カラープロファイル」を「x.v.Color」に設定してください。
※5 x.v.ColorとはHDTV 規格よりも広い色空間をもつ動画用広色域色空間規格です。