D-VHS & dejital tuner
D-VHS
ビデオの世界を変えたフォーマット。
これまでは、アナログ的に物量投入しなければ画質は向上しなかった。それをデジタル記録によって、そしてハイビジョンを丸々記録することによって、いとも簡単に最高画質記録機が出来てしまった。
これまでだったら、最高画質機は30万円から50万円。重量も15キロ超などであったが、DVHSは実売10万円以下。重量も数キロ。それでいて、SVHSの最高画質を軽々超えるハイビジョンを録再してしまうのだから、デジタル技術様様だ。

上がDHX1、下がDHE20
なんとも姉妹機のようなデザイン。どちらかがOEMかと思うくらい。だが、内部を見るとメカは違うし、ボタンの位置も違う。
画質はDVHSと言えども異なるのが面白い。
DHX1の方が、良い画質であるが、それはいろいろ条件が違うから。まず、i-linkコードがビクターのほうがオルトフォンの高級品。
DHE20はパワーコードを付属品からテクニカのOFCコードに変えてあるが、i-linkコードの変化割合より小さい。こちらもオルトフォンにするか?
DHX1はビデオとしてみた場合は、粗悪品。軽い。テープカウンターが本体についていない。これは致命的。キーを押してからの反応はVHSというフォーマットのそのものずばりのローレスポンス。
i-linkがどのように接続されていて動作優先はどうなっているのかが、判りづらい。誤動作(タイマー録画してない)も多い。録画したがブロックノイズが盛大に発生して再生不可など、トラブルは多い。
DHE20
DHX1二台だとトラブルが起こったときどちらもだめになる可能性があったので、初めてパナソニックのビデオを購入。VHSの時代から松下のビデオには不信感があり、買ったことは無かったし、どうせだめだろうというあきらめの気持ちをもって買ったのだ。
そうしたら、基本的な安定性ではビクターより良いかもしれない。画質は取り立ててよい、というわけではない。音質も特に良いと言うわけではない。が、きちんと録画するし、再生する。これはビクターが不安定だから余計感じることかもしれない。
デジタルチューナーを介して、i-link接続をしていれば、メーカーの違いはあまり苦にならない。

リッドをあけた状態。パナソニックのほうがリッドのアクリル板の厚さが厚い。
DHE20はカウンターが本体についていると言うことだけではるかに使い勝手が良い。
DHX1も本体の出力を使えば、画面上でカウンターが表示されるが、本体出力の画質が悪いのでその使い方が出来ない。
物量投入型DR10000番も使っていたが、デジタルハイビジョンが記録できないので売ってしまった。ハイビジョンではないがDVDのバックアップで、DVHSでDVDをバックアップする、しっとりとした良好な画質で録再出来た。画の抜けが良いのだ。何が違うのだろう。やはりデジタルと言えども物量はものをいうのだ。
UT-HX1
○ 2003年から2009年には放出。 中身は松下製 。
○ 2004年11月 クワドラのラックへ移設。動かないように、鉛インゴットを3本載せている。


デジタルチューナー
本体はかなり熱くなる。電源をオフにしていても熱い。と言うわけで空中に置くようなセッティングを取って少しでも放熱できるようにしてある。