hammerhead


 BMI社のオーシャニックステートメントの下位クラスのケーブルである。

 我AVルームのハンマーヘッドは、IK氏からモニターで借りていた物。
 センタープリをシナジーⅡiからコヒレンスⅡに替えるかどうか検討していたとき、プレーヤーに使っていて大絶賛だったオーシャニックステートメントのBMI社。
 
 その下位モデルだが、BMI社の品であることを考え、センターの真空管アンププロローグ6に入れてみた。
 それまでは、PADのドミナス。

 
 ちょっと銘柄が確認できないが、ハンマーヘッドであることは間違いない。
 ブレードのメッキ(ロジウム・金)によって音も値段も違ったと記憶。

 すると、ウオッチセンターにへばりついていたセンター音声が、空中に現出した。
 空間表現がモノラルなのだが極上の表現となった。
 これはシナジーをコヒレンスに変えるよりコスパが良い!?
 と言うわけで、コヒレンスは没。ハンマーヘッド即お買い上げとなった。
 コヒレンスの10分の1くらいで済んだのだから結果オーライ。



 2024年7月段階で、米BMI社のホームページが探せない。
 去年は存在していたのに残念。

 作りの違いによる音の傾向がメーカーホームページに記載されていた。

 オーシャニック~のページをご参照下さい。

 関係ないオークションサイトにハンマーヘッドが出ていたので、その写真をお借りする。

 BMI Hammerhead Gold Mk.4 電源ケーブル
 
 ハンマーヘッドの名前だが、この品のようにGold版がある。
 
 カタログで米国売価5500ドル (筆者注 2024年7月為替レート一ドル160円で計算すると、88万円。)

 音質評価も書いてあるのだが、おおむね私の評価と同じ。
 

 BMIの電源ケーブルの音は、超ワイドレンジ。
 ドンシャリのドンとかシャリシャリという部分が全くない。
 全周波数帯域にわたり見通しが広大。人によってはそれが物足りないというかもしれない。
 私は誇張なしにフラットな(と言っても単なる平坦なのではない)周波数特性に感心する。中身が詰まっているフラットさなのだ。
 
 高域は超高域まで延びていくからプレーヤーから各ケーブル、プリアンプからパワーアンプ、SPケーブル-SPのF特の素性を十二分に生かす。
 ウオッチセンターがこう朗々と歌うのは久しぶりというより初めてだ。
 
 低域はウオッチセンターのウーファーレス(低域カット)もあるけど、ある程度歌い手のボディ=身体全体や、岩崎宏美のディスクにあるバスドラムやベース領域も実体があるように再生する。