LS1000
ツイーターとスコーカーがカーボン系の平面振動板。
フロントバッフルは20ミリパーチクルボードを2枚重ね、14ミリのアルミダイキャストのパネルを重ね計54ミリの超強力バッフル。
ウーファーは、9本リブ入りのコルゲーション入り。メタル、ハニカム振動板を上回る強度を実現している。
1981年発売 トリオ 現ケンウッド
売価 236000円 (118000円×2)
28センチコーン 10センチプレーン 3.5センチプレーン
最大入力 180W
出力音圧レベル 89db/W.m
f特 32から25khz
重量 33.5kg

TAOCのピンポイントシュー。天板には鉛インゴットを5本搭載。
裏板が凝っている。逆ピラミッド型に木材が組まれ、バスレフダクトが中心にあいている。とってにも使える補強桟がその穴の上につく。
アンコールとPA70CEになってようやく眼を覚ましたスピーカーだが、このスピーカーをさらに愛してくれそうな人が現れた為に手放すことにする。

リアセッティング。対策済み重量コンクリートブロック2段重ねの上にS3000のスピーカーベース。その上にセッティング。音場の高さが出ないので、スピーカー位置をどんどん高くしていったのだ。

発売当時、長岡鉄男氏絶賛のスピーカー。物量投入の最たるもの。20年の時を経てもエッジは痛んでいない。
コルゲーションコーン(リブ付き)のウーファー。このウーファーをドライブするのには、当時価格の数倍以上のパワーアンプを持ってこないと鳴らない。当時このスピーカーが実力を次発揮できたケースはどのくらいあっただろう。
発売同時期のTRIOのΣドライブのアンプKA2200も、今組み合わせてみると純正組み合わせになるはずが、力が足りないのだった。Σドライブの効果は確かにある。低域の制動力は確かにアップする。しかし、このスピーカーの持ち味である、豪快な音、パルシブな音への対応など、いまいち君。
素性は特に良いが扱うには難しいスピーカーだ。

リアセッティングのLS-1000。