MODEL9T


○20130209 別れ

 2001年12月IK氏の紹介で、富豪が購入しデッドストックになっていた並行輸入もの3セットのうち1セットを購入。
 輸送箱にマジック書きで、MODEL9Tと書いてあったので、てっきり「T」だとずっと思っていました。ところが、「T」は、リアパネルにTの刻印があるらしく、Tではないと、10年以上経ってからわかったのでした。

 ヒートシンクの温度が常に42度になるよう、アイドリング電流が流れているらしく、電源をつなぎっぱなしにしておくと、アンプモジュールに負荷がかかる設計だったらしく、アンプモジュールが壊れる不良が片チャンネル1回、片チャンネル2回発生。
震災前から電源をトランスのブレーカーで切っておくようにしてからは、不良になりにくくなったようにみえました。

 2013年1月、システム入替のため、放出。

 MODEL9はモデル8DCからの入替で、圧倒的な低域制動力に感動したものでありました。
 すこし、トランスの唸りが気になることがあったものの、ジェフのフラッグシップ機の実力を十分に発揮していたと思います。
 アバロンのラディアン、ウイルソンのシステム5.1を堂々と鳴らしてきました。

 またいつか、MODEL9にめぐり合う日がくるでしょうか?

 オリジナルの輸送箱。電源コード、電源アンプ部接続コード、取説などアメリカンテイスト満載のコンポーネントでありました。

 ゾウセカスのラック、パワーコードで音ががらがら変わる面白さもありました。



パワーでスピーカーを楽々ドライブするぞ、というアンプ。

放熱がはなはだしいので、夏は脱水症状に注意が必要。
オーディオを楽しむのも命がけ。

スペックには温度上昇の件は書いてないな。

スペック

出力  8オーム  350W     別のデータ(ステレオサウンドデータブック)では それぞれ 300
     4オーム  700W                                          600
     2Ω                                                   900
周波数帯域  0.1HZから 160KHZ  -3DB
THD    0.06%
ダンピングファクター  300以上 20HZから20KHZ 8オーム時
S/N  85db
消費電力  待機時 100W
        通電時 300W
        最大  1200W
重量    電源部  58KG
       アンプ部 42KG

つまり電源オンにすると300かける2で、600Wが消費されるというわけ。

1996年発売  480万円  

以前はMODEL8DCを使用。

ステレオアンプで、DC(バッテリー駆動)ということで非常にきれいな(素敵な)音を聞かせてくれていた。
2001年12月にあるきっかけでMODEL9Tを聴く機会に恵まれ試聴。
その圧倒的ドライブ能力にノックダウン。
低域の制動力が違う。
しかし、トランスのうなりが気になる。アメリカは広い家で鳴らすので、トランスのうなりは不良の内に入らないのだ。