T-S1100
T-S1100
発売おそらく2016年ころ。
音源出版の特別賞ラベルの年号が2016年でした。このくらいしか手がかりはありません。
ヤマハのホームページに行っても発売時期は書いていない。
デザインを1980年代風に戻し、銀色のヘアーライン、当時の雰囲気の復活など、プリメイン、CDプレーヤーなどなどヤマハ王政復古を狙ったラインナップを展開したシリーズ。
その一連の製品群の一つが、このS-T1100チューナーです。
単体のチューナーそのものが業界内で死滅している中で、単品販売のチューナーとしてひときわ目立つ品でありました。
T-S1100
昔のコンポーネントなら当たり前のパーツを装備。
・アルミのチューニングノブ
これもデザインか。バリコンならノブの重量感は大事だけれど、シンセサイザーチューナーにこのノブはおごっている。
・レッグ
特殊な合金のレッグ
これもバブルなころの高級機種には使用されていたレッグ。
・リアパネルの様子。出力端子は金メッキ。
アンテナ端子は、F接栓対応。AMアンテナ端子もあり。
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YAMAHA 製品ページより
T-S1100 チューナー 生産完了品 希望小売価格:82,500円(税込)
専用の大型高剛性シャーシ、ピアノブラック仕上げサイドウッドを採用したワイドFM/AMチューナーのハイグレードモデル
色/仕上げ(SP)シルバー/ピアノブラック
AM難聴取・災害対策のためのFM補完放送を受信できるワイドFM/AMチューナー
都市部におけるAM放送の難聴取対策や災害対策などを目的に、旧アナログテレビ放送の放送帯域の一部(V-Low帯域)を利用して既存のAM放送をFM帯域で同時放送する「FM補完放送」が一部地域で開始されました。
本機では、そのFM補完放送の放送帯域を含む広範囲(76.0〜94.9MHz)のFM受信に新たに対応。
ノイズや電波障害によりAM放送が受信しにくい地域でもAM局の放送番組をFM並みの高音質で快適に聴取できます*。
* FM補完放送は2014年末以降、日本国内各地のAM放送局の一部で運用が開始され、今後も順次拡大が見込まれています。
運用開始時期や放送周波数、FM補完中継局の所在地などに関する詳細は各AM放送局にお問い合わせください。
単体チューナーにふさわしい確かな受信性能とクリアな音質を追求
放送局が林立する都市部から遠隔地まで、多様な受信条件への対応が求められる海外市場でも高く評価されてきたヤマハのチューナー。
その豊富な実績を背景に、確かな受信性能とクリアな音質を追求しました。
専用筐体と専用電源を持つ単体チューナーならではの音の違いをお楽しみいただけます。
アナログライクな操作感覚が楽しめるアルミ製チューニングダイヤル
上質な手触りとアナログライクな操作感覚が楽しめるアルミ製チューニングダイヤルを装備。
お気に入りのFM局とAM局を最大40局までランダムに記憶するプリセットメモリーも装備し、あらかじめ記憶した局の中から聴きたい局をダイヤル操作で素早く選び出せます。
さらに、受信可能局を自動的に探すオート選局や、周波数を手動で合わせて受信するマニュアル選局もこのダイヤルを使って行うことができます。
アルミフロントパネルを採用した高品位な外観デザイン
ヤマハHiFiコンポーネント各機種にマッチする、シンプルで美しいパネルデザインと使いやすい操作レイアウトを採用しました。
フロントパネルはシルバーヘアライン仕上げのアルミ製とし、上質な手触りのアルミ製チューニングダイヤルや繊細な印象のドットマトリクス式ディスプレイとも相まって、高品位な外観デザインと使い心地を実現しています。
専用設計の大型高剛性シャーシと鋳鉄製レッグによる サウンドチューニングを実施
専用設計の大型高剛性シャーシと重量級の鋳鉄製レッグによるサウンドチューニングを実施し、より低重心で安定感のある音質を追求。
さらに金メッキRCA出力端子、インレット式電源ケーブルも採用するなど、上級機にふさわしい仕様としています。
ピアノブラックのサイドウッドなどを採用してS3000/S2100/S1100シリーズとの デザインマッチングを図った高級感あふれる外装仕上げ
ヤマハのグランドピアノと同じ塗装・研磨工程を経て仕上げたピアノブラックのサイドウッドやレバー式電源スイッチを採用したほか、筐体サイズも「T-S501」と比べて高さで7mm、奥行で144mm大型化。
当社のハイグレードHiFiコンポーネント、S3000/S2100/S1100シリーズと美しくセットアップできる完全なデザインマッチングを図りました。
聴く歓びとともに持つ歓びも実感していただける、高級感あふれる外装仕上げです。
T-S1100
主な仕様
オーディオ部 出力電圧 FM(100%変調、1kHz):1.6V、AM(30%変調、1kHz):0.4V
出力インピーダンス FM(100%変調、1kHz):1.2kΩ、AM(30%変調、1kHz):1.2kΩ
FMチューナー部 受信周波数 76.0~94.9MHz(FM補完放送対応)
50dB SN感度 MONO(IHF、100%変調1kHz):3μV(20.2dBf)
実用感度 MONO:1.5μV(SN30dB)、イメージ妨害比:40dB(SN30dB)、IF妨害比:70dB(SN30dB)、実行選択度(400kHz):70dB(SN30dB)
SN比 MONO:75dB、STEREO:70dB
歪率 MONO:0.3%(1kHz)、STEREO:0.5%(1kHz)
ステレオセパレーション 43dB(100%変調、1kHz)
周波数特性 -3dB(20Hz~15kHz)
アンテナ入力 75Ω(unbalanced)
AMチューナー部 受信周波数 531~1611kHz
実用感度 300μV/m(SN30dB)
実行選択度 50dB
SN比 50dB
イメージ妨害比 50dB
歪率 0.8%
出力端子 1系統(アナログ1)
消費電力 9W
外形寸法(幅×高さ×奥行) 435W×94H×450Dmm(脚部、突起物を含む)
質量 5.8kg
付属品 FMアンテナ、AMアンテナ、ステレオピンケーブル(1.5m)、電源コード
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以下はヤマハラインナップの写真です。
年数が経つと、これらのデータが消えていく運命なのでここに掲載します。
T-S1100は新生ヤマハのラインナップのデザインに合わせてあるチューナーです。
A-S2200 2022年 418000円
プリメインアンプ
CD-S3000 2022年 528000円
CDプレーヤー
GT5000 通常版 825000円 ピアノブラック仕上げ 990000円
アナログプレーヤー
高価なアナログプレーヤーになると、90万出すのだったら、安価なプレーヤーにして、その分アナログディスクを買う方が良いのではないか、と逡巡することがあります。
ハードを所有する喜びを取るのか、音楽をたくさん聴いて楽しむのか、楽しみ方はいろいろあるので決めてかかりはしませんが。
世の中には色々な人がいますから。
良い音で聴きたいときは良いプレーヤーでなくてはいけません。
これはほぼ絶対です。
例えば、優秀録音盤だったデゲのジャズシリーズ。オークションとか中古販売サイトでどんどんデゲのその品物が出ていました。
LPの音が悪いのではなく、再生システムが悪いのだと私は思います。
そういう人はLPに手を出してはいけないのだと思います。
アナログLPは、高度なシステムになればなるほど、CDっぽい音になってきます。セパレーション、位相などがぴしっと決まってくるとそういう音になるのです。
お金持ちの趣味、と言えばそうかもしれませんが、若い人でも何十回ローンで高級車を買う人もいるので、一概に金持ち趣味とも言えません
いろいろな人がいる、そういう気持ちの余裕をもって接するようにしましょう。
私は、こういうことがあるから、現用のGT2000Xを手放さないでいまも使っているのです。
中古で出せば、おそらく32万~50万の値が付く世の中です。
今、ヤマハでGT5000を出して今の価格で売ってます。精巧、精緻なダイレクトドライブはお金がかかるのと、ベルトドライブの音がダイナミックに聞こえるので、このGT5000はベルトドライブ設定です。
今の技術、予算で作られている製品なので、これからその歴史が始まるのでしょう。ヤマハ偉い!