チューナー
2020年11月22日補記
○ 1972年 チューナーというにははばかられるが、私のオーディオの原点は、ラジオだ。
ナショナルワールドボーイGXO 1972年発売。当時15000円だったはず。毎月1000円づつためて小学校卒業したときに購入。
FM ワイアレス ステレオというアダプターを取り付けることによって、もう一台のFMラジオにFMステレオ分を飛ばして、ステレオ再生できる。
このアダプターに、ステレオ用のミニジャック出力がついており、そこから出力を得てエアチェックしていた。
さすがに、音質、セパレーション、FMの変調ノイズなどが、録音機械(カセットデッキ)が進歩するにつれ目立つようになり、単品チューナーを買うようになる。
ちなみに、購入後32年を経るが、いまだに現役である。(2020年も現役、2018年ころもう一台のGXOをヤフオクで入手。念願のGXO2台でのステレオ再生がかなっている。)
ちなみに、FM飛ばしステレオ用のラヂオは、ナショナル クーガー115である。こちらも、完動良品なのだ。
AMアンテナが、くるくる回る。大口径スピーカー、大出力(当時ラヂオとしては。)これは、祖父の形見としてもらったもの。
(上記のようにGXOが2台になったので、クーガー115はお休みです)
○ この当時、ソニーはスカイセンサー5500を出していた。音はスカイセンサーのほうがクリアー良かった。デザインも一歩リードしていた。
ワールドボーイGXOが当時テレビコマーシャルもやっていた。CMソングもあった。
「猫のーひげヒッピーハッピー、猫のーひげヒッピーハッピー、僕んちの猫はねずみを取らない。どうしてなんだろね、ぴっぴっ、かくれんぼしてる。なんともはにゃハッピーだにゃ−、あー、はっぴーだにゃ。ナショナルワールドボーイジーエックスオー」かまやつひろしが、歌っていたCMソングもあった。
当時、家電メーカーがCMソングを使うのは珍しかった。
CMソングつながりで言うと、謎の円盤UFO放映のとき、ソニートリニトロンテレビのCMソングがあったのも鮮烈に覚えている。
「ソニー!ソニー!トリニトロンカラー!ワンガンスリービームウ、ワーンガーンスリイビイム!!トリニトローンカラアア、ソニー、世界のカラー(ソニーだったかな?)」
この2つくらいだったのではないか。
スカイセンサー5500
1972年6月発売。 16800円
私の兄が所有していたスカイセンサー5500。彼は外に持ち出して楽しんでいたので、数年で壊れたと思う。落とすと、チューニングインジケータのフィルムが外れるという故障になりやすかった。
FMの音は、さすがソニー、GXOの音よりかなりクリアで美しかった。
2018年頃、やはりヤフオクで、販売価格くらいの超美品を入手。ちなみに、上記のGXOも超美品。それも、出品者が業者で、メンテナンス完動品だったのでした。2019年その業者は、高齢などを理由に一時サイトを閉鎖していたのですが、2020年に再開。残念ながら、価格は倍になっていました。
○ ST-J75 1981年 1980年発売 売価 67000円
私が、最初に購入したFMチューナー。当時は、国鉄ガード脇に住んでいたため、TV、FMとも難視聴地域にあたり、ケーブルが配置されていた。しかし、それに飽き足らず、8素子のアンテナを別途購入して、FM東京を受信しようとした。あまりうまく受信できなかった。山の上ならよかったのだろう。
FM多局化が叫ばれていたこのころ(福島で多局化が成し遂げられたのはさらに10年以上の月日を要した。)デジタルシンセサイザーチューナーが発売された。
今ではシンセサイザーチューナーはあたりまえかもしれないが、昔はチューニングノブをまわして同調するバリコン方式が普通。それをシンセサイザーで同調してしまうのだ。タイマー録音で、A局、B局と電源をオンオフするたびに切り替えられる機能がついていたが、福島ではNHK1局のみだったので、活用する機会はなかった。
このチューナーは、カタログによると、「新開発のSiゲート・NチャンネルMOS構造で220Khzの高周波を直接扱うことのできるPLL IC ・CX778を採用。100Khzのダイレクトコンパレータ−を搭載。雑音やビートを激減した。」
AM/FMチューナー
重量 3.7kg
消費電力 12W
○ 1982年 KT‐900 トリオ 1980年9月発売 売価 49800円
これは当時付き合っていた彼女(今のかみさん)、が、使っていたもの。
借りてきては、比較試聴、エアーチェックに使っていた。ソニーのシンセサイザイーチューナーより、音が良かった。
トリオすごい。
重量 5.1kg
消費電力 15W