2022年12月23日(金)
オワコン

SACDの後日談。

先だって新譜のSACDを久しぶりに入手した事を書いたのだが、少し続きがある。
寒い部屋で、機械(オーディオコンポーネント)に電源を入れても、寒すぎて、CDプレーヤーが結露する為かすぐに再生出来ない。
トレーの開閉すら、スローモーションである。
物理的な問題なので仕方ない。

少し部屋を温める間に、CDの歌詞カードと言うか、小冊子と言うかを読んでみた。
ライナーノーツは無かったが、興味深い事が後ろに書いてあった。
そもそも、最初の曲は50年前の曲だ。最新の曲でも、30年以上が経過している。
18曲の半数以上がアナログ録音のはずだ。(恐らく当時は36トラックアナログ録音とかだろう?)

マスターテープをDSDにリマスターしてSACD化しています。的な事が書いてあった。
まあ、これは当然だとして、中に二曲は、アナログレコードマスター盤からの録音です。と書いてあった!

!?である。
良く見ると、使用機材が書いてある。
アナログプレーヤーは、ヤマハのGT-5000で、カートリッジが、オルトフォンのMC-Q30。
A/Dコンバーターは、業務用機器で、見た事が無い機種だった。
レコード再生機が、ヤマハのGT-5000!!
カートリッジがオルトフォン!!
なんと、民生用機器。

確かに高い!いや、むしろ今の時代なら、安いぐらいだ。
恐らくA/Dコンバーターが良い仕事してるんだろうが、それにしてもだ。
アナログ盤は、たとえマスターだろうが、ノイズは避けられない。
可聴帯域に全くノイズは無い。それどころか言われても、音の違いは解らない。

地味に驚くべき技術進化と言わざるを得ない。
裏返せば、天文学的な金額をアナログプレーヤーや、カートリッジに使う必要は無い!と言う事にもなる。
レコーディング技術に対しては、素人なので詳しくは分からないが、ここまで進化しているとは、恐れ入る。
もしかして、質の高いA/Dコンバーターが有れば、アナログ再生もこうなるのだろうか?
かつて、PSオーディオに近い物があったが。
これは期待が持てる!!
何処かにあるのかな?

勿論、針を落として拾う音には、味わいがある。
しかし、今はその音をBluetoothで飛ばす時代だ。
デジタルの融合という事だろうか?
もはやオワコンのCDメディアにわざわざSACDにリマスターして発売してくれた、ユニバーサルレコードには、感謝しかない。


SACD再生ができる、PS3初代機。これは、放熱ファン取り付け放熱ファン取り付け改造機。

ファンカバーはこの後、穴開け加工をして空気流通を良くしています。
また、ファン周囲のビニールテープはすべて撤去してしました。
ファン動作していないときにも自然排熱するためです。

本文とは関係ありません。
2022年12月21日(水)
年末

今年も、暮れようとしている。

新規開業してから、3年。
事務所開所してから、丸一年以上経過した。
頭の中は忙しいが、中々身体がついていかない。
小さな事務所ながら、誰かがやってくる事もあり、出来る限り音と映像には、磨きをかけている。

最近CDを購入した。
CDと言っても、ソフトの方だ。
しかも、SACDである。
「RCサクセション キングオブベスト」で有る。

KINGこと、忌野清志郎が亡くなってから、今年で確か、13年になる。
あの歌声が生で聞けないのは、とても残念で、今でも悔やまれる。
こう言った曲は、絶対オーディオショーとかでは流れない。
日本の参加メーカーが多数あり、日本の開催で有るのにも関わらず、日本の曲は流れない。
非常に違和感を感じていた。
もちろん、ジャズや、クラシックなどは否定しない。
でも、マイケルジャクソンや、エリッククラプトンは流しても、日本人のアーティストが使用されるのはまれである。

アメリカのメンフィスの名誉市民にまでなっている忌野清志郎氏なんか、そこら辺のガイジンアーティストより格上だと勝手に思っている。
話しが逸れたが、SACDの生みの親で有る、ソニーですら、SACDの生産から撤退する有様なのに、他のレーベルから新発売である。
どうなってるんだよ?ソニー!!

まあ、それはさておき、ワクワクしながら、プレーヤーにセットする。ハイブリッド盤だが、もちろんSACDレイヤーから聴く。
ファンにはお馴染みの曲ばかりだが、素晴らしい音像感!
オビに誇らしげに書いてあった「音の鮮度が違う!」は、伊達じゃない。
SACDと言っても、当然DSD録音ではなく、(新規録音では無いので当然だが)DSDリマスター盤だが、中々の粒立ち感だ。

これだよ、コレ!!

ゆるく流して聴くのも良いが、がっつり聴くのも良い。
対して、CD層はどうかと言うと、これもバカに出来ない出来である。
もちろん、実像感や空気感では、SACDには、一歩譲るものの、悪くない。
懐かしいアーティスト達を甦らせてくれるSACDを今どきわざわざ発売してくれた、ユニバーサルレコードには感謝したい。

この音感を出すには、中々今ではハードルが高い。
オーディオマニアなら、いざ知らず、一般ユーザーには難しい。
ストリーミング全盛の今の時代、金が掛かり過ぎる。
ストリーミングのハイレゾで、この音に追いつくには、コレまた大変!
環境整備が先ず先になるだろう。

それと、デジタル関連の機械にも、相応の金が掛かる。
音楽を聴く事に金を払わない世代には、天文学的な資金が必要になるだろうな。
うちでは、ストリーミングのハイレゾでも、音が薄く感じるため、(一応可能な限り高音質化を目指して聴けるようにしては有るが。)取り立てて聴く事は少ないが便利な事は確かである。
必死で作っている、アーティストが不憫な気がする。

ちなみに、かつて忌野清志郎氏の個人スタジオのモニタースピーカーと同じ物を、現在計らずも使用しているのも、なんとも感慨深い。


画像は本文とは関係ありません。

このキングオブベストには、1.SHM-CD盤2328円 2.SACD盤 3300円
があるので要注意。

SHM-CDは、通常版よりは音が良いのだが、SACD盤は、リマスター音源なので、今回は当然SACDの方が良い。 注)おやぢ
2022年11月26日(土)
閑話休題
三年ぶりに、長野に旅に出た。

まあ、旅というほど大袈裟なものでも無いが、一泊二日の小旅行である。
コロナウイルス感染症19騒ぎ前は、必ず行っていた。
夏から秋にかけて、雨の日もあったが、それでも、行っていたのだが、今回は快晴である。
しかも、車中泊ではなく、宿に泊まった。
全国旅行支援の恩恵にあずかろとしたのだが、お目当ての場所の宿は、全く取れない。
流石は、行楽シーズンである。

ルートは、福島市から会津経由で新潟に抜けて糸魚川から、長野に入るいつもの鉄板ルート!

糸魚川で一泊しようと思ったのだが、宿が取れないため、上越市のビジネスホテルに予約をいれた。
格安宿だが、寝るには十分である。

全行程走行距離は、約800キロである。
今回も、家内を連れて行ったのだが、隣りで寝ているだけで、クルマに乗ってるだけである。

それはさておき、白馬の山は、上の方は冠雪であり、麓はまだ紅葉がのこる。いわゆる、三段紅葉である。

晴れ渡り雲一つ無い快晴の山並みは、絶景そのものだった。
これ程良い天気は珍しく、何度も足を運んでいるが、おそらく2回目である。

次の絶景ポイントである小川村のアルプス展望広場に着くと、他県ナンバーの車が数台と、カメラを持った人達が十数人ぐらい居て展望を楽しんでいた。
地元の老齢なご婦人から、「こんなにアルプスの山並みが綺麗に見える日は、年間に何度も無い。」と、言われた。
「自分は、福島から来てまして、この場所にはもう、5回ぐらい来ていますが、これだけ見える日は、初めてです。」
と答えた。
少し会話をして、ご婦人からお茶に誘われたのだが、次の場所の予定もあったので、やんわりご辞退申しあげて、次の場所へ向かった。

次の場所は、まもなく冬季閉鎖される美ヶ原道の駅だ。

ビーナスラインの終点でもあるこの場所は、標高2000メートル程の場所にあり、日本一高い場所にある道の駅である。
流石に標高が高いため、道路が一部凍結しており、気温も低い!
この場所も絶景スポットで、北アルプスの山並みから、浅間山まで見渡せる。
既に紅葉は終わり、落葉の木々たちが冬を迎えようとしている。
残念ながら、道の駅は今季の営業は終了していた。

やむなく、ビーナスラインを霧ヶ峰方面へ向かう。
最後のバイクツーリングシーズンでも有り、それなりにライダーともすれ違う。
驚きは、すれ違うクルマの5台に1台ぐらいが、マツダのロードスターである。
紅葉も終わった場所でもあるため、クルマの台数は少ないが、オープンで1人でドライブを楽しんでいるのだ。
快晴のこんな日は、ロードスターなら、オープンで乗りたい!
自分なら、バイクで走りたい。
ビーナスラインの途中にある茶屋の一つ富士見茶屋に立ち寄って、一休み。
ここもまた、絶景スポットである。
名前の通り、富士山が展望出来る場所で、うっすら富士山が遠望できた。
眼前には八ヶ岳、南に南アルプス、中央アルプスも展望でき、中央アルプスの隙間から、御嶽山まで見えた。

素晴らしいの一言である。

何度来ても素晴らしい。
長野県は、日本一平均標高の高い県だけあり、山ばかりで平均標高が、何と1132メートル!!
桁違いである。
因みに福島県は、全国7位。これは東北では1位。
こう言う所に来ると、やれHDRだ、4kだとか、どうでも良くなる。

白樺湖に寄って、後は名残惜しいが帰宅の途に着く。
今回は、軽井沢から高速で帰る事にした。
前回は、美ヶ原で車中泊したので、翌日の時間に余裕があったのだが、さすがに上越から200キロの距離は埋められない。
次回は、宿泊地を厳選しよう。

キャンピングカーなら、良いのだが。

夢また夢だな。
計画中だが、アルプスの向こう側、飛騨高山方面にも行ってみたい。
そして、カワサキの聖地?岐阜県各務原航空博物館にも行ってみたい。
川崎航空機や、旧陸軍飛行場があった場所で日本で唯一、川崎三式戦闘機飛燕2型の復元機が展示されている。
必ず行きたい!




筆者提供、長野画像



次の飛燕は、参考です。


2022年10月10日(月)
トラウマの巻

しばらくぶりに、イベントを開催した。
今回の趣向は、中古品セールである。

中古品でも、現行型の製品も多数あり、現行品の音も聞く事が出来た。
いろいろやっているのだが、ずっと疑問がある。

良い音とは何だ?

「また、その話しですか?お父さん!」と言われるかも知れないが、どうも最近気になって仕方ない。
最近は、特にオーディオは下火である。
まあ、こう景気が悪くては、仕方ないかとは思うがどうも、迷走している気がしている。
テレビからは、歌番組が少なくなり、アイドルも高齢化である。
年末のレコード大賞も、紅白もかつての輝きは無くなっている。

いや、有るのかも知れない?自分の目が(耳)曇ってるのかも知れない。
メーカーも少なくなり、雑誌も廃刊や、休刊、又は季刊化された。
それでも、メーカーは、新製品を発表し続けている。
少し離れた場所から見ていると、大丈夫なのだろうか?と心配にもなる。

かつて、言われた事のある、「こんなにでかい音で音楽聴かなくても良いじゃない?」
この言葉は、トラウマとなって耳に残っている。

オーディオに疲れたのだろうか?または、飽きたのだろうか?
いや、飽きても疲れてもいない。
どうして良いのか分からなくなってしまった。

次回に続く。

2022年9月18日(日)
オーディオネタ その2

前回の続き。

課題にしていた低中音域の厚みについての対応策だが、既に目算があった。
バイアンプ化である。
正確には、もう一台同じパワーアンプを使ってブリッジ接続をして、二台使用してモノ化する訳である。
ブリッジ接続すると、単にパワーが倍になるだけでなく、セパレーションも良くなる。
別なやり方もあるのだが、今回はこの方法を選択する。

幸いにして中古で、またしても安く購入出来た。
取り敢えず接続。
音に圧がある。
重いウーハーが、バシバシ動く!
ただ、何となくうるさく感じる。
これも、予想していたので、対策を講じる。

接続方法の変更。
今まではアンバランス接続で繋いでいたのをバランス接続へ。
ただ、プリ、パワー間の極性が違うため、インバートケーブルを自作。
キャノンXLRプラグの3極プラグは、世界共通規格だが、ホット(+)番号がメーカーによって異なる。
当のプリ側は、ホットが3番で、パワー側が、2番である。
通常のケーブルだと、極性が逆転してしまい、位相が反転する為、正相になるように加工する。
最近老眼で、半田付けがやり難い。笑

さらに、秘策のアースリンクケーブルを制作。
これは、各コンポーネントの電位差を共通化するもので、プリ、CD、パワーアンプ間に全て繋いでおく。
かなりの効果があり、ノイズが激減する。
つまりは、S/N比が上がるのだ。
無音状態での残留ノイズがかなり無くなるため、ノイズフロアが下がると言う寸法だ。(無音状態でフルボリュームにしても、残留ノイズは、ほぼ無い)

これで試聴。
明らかな、変化を感じる。
音に奥行きが出る。
小音量でも、圧を感じる。
ただ、もう少しだ。

パワーが上がった分調整が難しい。
出力ゲインがデカすぎる為、ボリュームが過敏。
これは、プリ側のアッテネーターを絞って調整。
ボリュームの美味しい所を使用できるようにする。
高域の喧しさを制御する目的で、プリに付いてる、コンプレッサーを不本意ながら?使用する(可聴帯域に問題がある訳ではない)
更に、パワーアンプ側のアッテネーターも調整する。
つまりそのぐらいパワーが有ると言う事。
これで、音の土台は出来た。

ピュアオーディオならぬ、プアオーディオにしては、上出来だ。
やりたい事は、更にあるが、それは、なかなかに難しいし、金も時間も掛かる。
取り敢えずこれで、かなり遊べそうだ!

今後の展開に乞うご期待!

BTL接続って何?
分からない方は、ちゃんと調べて勉強してください。
昔のサンスイのように内部でブリッジになっているものもありますので注意が必要です。


ナカミチのブリッジアダプターBA-100

これを使ってPA70 をブリッジ使用するとB&W801Ⅲも駆動出来たのでした。

こちらのコラムは本文と全く関係ありません。
2022年9月3日(土)
好きでもないコンポーネントで、オーディオを組むの巻

久々のオーディオネタです。

皆様は、好みの音色を出す為にかなりの苦労と時間、更にお金を使っていると思う。
小生の事務所でも、オーディオは当然職業柄組んである。
しかしながら、好みの機械を集めたわけではなく、職業柄たまたま手に入った物で組み上げている、ある意味0円オーディオだ。

全く0円では無いにせよ、いろいろと理由がある。
動くけど、不具合があるものや、古くて修理不能のもの、むかしから、持っていた物など、販売し難い物で組んである。
いわゆる訳アリ品ばかりだ。

しかしながら、それらも、元は高級品であり、当時の価格からすれば、簡単には買えないものばかり。
本当は、修理したりして直したいが、部品かなかったり、メーカーが受け付けてくれない物が大半である。
しかしながら、動く!しかもちゃんと。
ならば使ってあげようと思って組んでみた。
という次第である。

そもそも、小生のオーディオの組み合わせと言うか買い方は、普通の人ならやらない方法。
使った事が無いから。とか、聴いた事が無いから、とか、そんな理由で組んでいる。
もちろん失敗は、覚悟の上で。
とは言え、全てそうでは無かった。

今回は全く違う。欲しい物で揃えていない。
聴いた事がなくとも、欲しい物?で揃えたプライベートオーディオとは違う。

ある物、しかも、訳アリ品だけで組み上げる訳だ。
勿論みんなそれなりに高級品であるので、変な物では無い。
しかし、これは難しい。

正直、事務所開設時に揃えていた、もっと安価なオーディオの方がよくまとまっていて、ハイコストパフォーマンスだった。
なまじ高級品なので、自己主張が強い。
現時点では、低域が細く、綺麗な音だが、重さが足りない。
電源周りや、ノイズ対策等てを入れているのだが、キャラクターがそうなのだ。

今後の課題として、中、低周波の厚みをいかに出すか?
が課題と言える。

方法を模索している。

あとは、コストの問題か?

何せ0円オーディオなんで。



There's no such thing as a free lunch.

画像と本文は全く関係はありません。画像ネットからの拾い物です。問題ある場合は削除します。
2022年8月31日(水)
夏の終わり

長い夏も終盤である。
6月で終わった梅雨だったが、梅雨明けしてからの方がグズついた気候の様な夏だった。
しかし、夏には変わりなく、暑かったしセミも良く鳴いていた。
今年の夏は、お盆に仕事が立て込み、通常の休みは取れなかった為色々と通年行事が出来なかった。
コロナ禍も、飽きて来たところで、感染拡大しておりイベント事も延期しており、なんとも不完全燃焼な夏である。

何処かに行こうとすると、雨が降る。
何かをしてると、すぐに汗だくで、何時も思うが、夏は嫌いだ。
先日の大雨で、県内でも被害が出て交通機関に影響が出ている。
山形県や新潟はかなり酷く、鉄道が寸断され、道路もところどころで崩落。片側交互通行になんとか復旧して、通行を確保している状況である。
地域の経済にも、大雨の被害が影を落としている。

今年の秋こそは、大好きな長野へ旅に行こうと考えていた矢先になんとも、気が重い。
よく見ている、YouTubeの長野4kチャンネルでも、いつもの景色に、土砂崩れの映像が映り込んでいて、被害がうかがえる。
これからの良い季節に、早い復旧を祈りたい。
どんなに美しい映像も、実物には、敵わない。
少しでも臨場感を再現したくて、実物を見に行ってるのだ。
変わらぬ山の景色、空の色を期待したい。

2022年7月28日(木)
復活?
体調も、何となく復活し、(心配していた腎臓疾患は、問題無かった。)
復活と言えば、オンキヨーパイオニアが復活するらしい。
!!である。

ネット上の情報なので詳しい情報は、そちらをご覧下さい。
まあ、早い話しが、どこぞの会社が名前を買い取って販売とサービスを継続するって事らしい。
サービス部門は、傘下の企業のTEACが行うと言う。

まあ、喜ばしいと言いたき所だか、何となく不安である。
TEACがサービス部門を担当することには、あまり不安がある訳では無いが、どうなんだろうか?
直せないとか諦めていた、愛機が復活するのは喜ばしい。

しかしながら、日本のメーカーもこうなるとは、何となくさみしい感じがする。
まあ、(自分が口出し出来る事では無いが。)
ただ、不安なのは海外のファンドがそう言う事をやると、不採算であると考えた場合は、直ぐに切り捨てるからだ。

サービス部門と言うのは、基本的に不採算部門であり、正にサービス部門なのだ。単独で採算を上げるには、最早高額設定するしかない。
まあ、やり方はお任せするにせよ、頑張って欲しい。
2022年7月19日(火)
ニーズ

梅雨が明けた。
はずだが、明けたらまた雨ばかり。
しかし、雲は、あきらかに夏雲だ。あまりに早い梅雨明けで、これで、7月8月は全部夏だ!!
と言う事だ。まあ、雨も一興だろう。

しかしながら、このところ体調がすぐれない。
生まれて初めて便秘になったのだ。

これは辛い。腹部何処か、背中まで痛みが出て、あまりに辛いため、かかりつけ医に行った。

主治医は、お客様なのだが、こんな時とても助かる。
明らかに腹部に張りが有るとの事で、薬、つまりは下剤を処方してもらった。
初めて服用したのだが、全く効果が無い!
これは違う病気か?と思っていたが一つ忘れていた。
夕食後、二錠をコップ一杯の水で服用と言うのを忘れていたのだ。
三日目から、指示された通り服用した。
下剤と言うと、グルグルピピー的な効き方で、偉い事になるのかと思っていたのだが、そうではなく、自然な感じに効果が出る。

腹部の張りも改善し、背中の痛みも引いてきた。
原因は、どうやら寝冷えでは無いか?と言う事だった。
暑い日が続いて、湿気も多いため、エアコンを効かせ過ぎたようだ。
更に寝込んで冷えると言う悪循環になっていたみたいだ。
確かに熱中症も怖いけど、適度な使用を心がけたい。

今年は、何の売り込み営業もしていないのだが、エアコンの注文が多い。
本業はオーディオ屋なのに、オーディオは営業しても簡単には売れないのに、エアコンは売れる。
まあ、必需品でもあるので、分からない訳では無い。
ただ、コロナ禍に加えて、世界的半導体不足につき、品物が入手しにくい状態で、品物を確保するのが大変だが。
それ以上に大変なのは、施工業者さんで有る。当店も、外注さんに工事をお願いしているのだが、
暑い日に汗だくでエアコン工事である。
頭が下がる。

エアコンもだいぶ様変わり。省エネ、コンパクト、高性能。
本文と画像は関係ありません。
2022年6月15日(水)
素材で音は変わる。

オーディオを取り巻く状況が、お寒い。
まさに冬の時代だ。
新型は、欲しくても品物が無い。ならば中古をと流れているが、皆さん同じ事を考えるもので、中古も品薄に。

更に悪い事に価格が高騰している。
少しづつ改善しては、来たといえども、実感が乏しい。
現在大切に使っている物が壊れて、修理に出したら、部品が無くて、時間が掛かる。
などなどだ。

こんな時代になるとは、思って無かったとは、言わない。
実は数年前から予感がしていた。
国内から、海外に生産拠点を移して行く事自体、何があればこうなると薄々感じていた。
しかし、これほど多岐に渡ってガタガタになるとは。

日本は、物を作れなくなったと痛感する。

まあ、暗い話しは、専門家に任せておくとして、毎度ながらYouTubeネタだが、ケーブルで音は、変わらないというチャンネルがあったので、見てみた。
マニアと言うより、科学的な検知から、語られており納得する事も多い。
いや、全て正しいと言って良い。
が、一つだけ間違っている。

音の変化は、プラシーボ効果だけではなく、確実に存在する。
ノイズを証明する為に測定器を使用し、波形を現すのは良いけど、それだけではわからない。
その外側の部分は表示出来ないからだ。
どんなに安いケーブルでも、ノイズが乗る様には作られていない。
当然同じ波形になる。
感覚が全てとは言わないが、聴感は表示されないからだ。

昔テストした事がある。
ブラインドで、ケーブルを変えてみて、違いがわかるか、10人ぐらいでテストをした。
マニアだけでなく、一般的なおばちゃん(失礼!)も含まれる。
結果は、全員が違うと答えた。
もちろん価格は、伏せてやってみた。
でも、全員が高い方がいい音がする、いや、好みと答えた。
価格差は、10倍である。
種明かしをすると高過ぎると言われた。
まあ、コレは一例だが、ケーブルメーカーがプラシーボ効果だけで、設計生産をしているわけではない。

正直高過ぎるケーブルには疑問を感じるのだが、何も変わらないとは、決めつけられない。

ただ、どんなに高いケーブルで、音の変化を感じても、使っているうちに慣れると言うのは有る。

慣れてしまうと、また刺激をもとめて、とっかえひっかえが、正しいのでは無いか?
大概、過去に使用していたケーブルは、グレードダウンになるので、再使用しない場合がほとんど。
散々苦心して、やってきて、何も変わらないでは、悲し過ぎる。

まあ、逆プラシーボとも言おうか?
まあ、科学的に解析解説してくれる方には感謝したい。

エレキギターのケーブルの違いでも明確に音が違う。
「素材が変われば音が変わる」から。
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2022年5月31日(火)
TAD!

TAD 試聴会開催。

久々に、試聴会なるものを催した。
ここ二年は、コロナ禍により催し物に制限がかかり、商売あがったりである。
じつは、去年の夏頃にTAD から、オファーが有った。
昔ならいざ知らず、現在の自分には間違い電話か?と思った次第だった。
内容は、新型のスピーカーが出るので、聴いて欲しいとの事で、更に試聴会を開催出来ないか?と。
過分な扱いである。
願ったりかなったりである。

先日残念ながら、オンキヨーが破産して、パイオニアの名前を冠するオーディオは、消滅してしまった。
TAD は、パイオニア直系の高級オーディオブランドであり、長きにわたるマインドを受け継ぐメーカーである。
パイオニアブランドのオーディオはなくなっても、パイオニアの血統は生き残っている訳だ。

ただ、ましてTAD 様である。国内は愚か、世界的にもハイエンドメーカーであり、間違い無いハイブランドである。勿論お高い!!凄く(笑)
しかしながら、折角の、このチャンスを逃したく無い。
なんせ、自分が楽しみだ。

企画を組む事にした。
しかしながら、これまた、コロナ禍が邪魔をして二回延期せざるを得ない事に。
紆余曲折をへて、ようやく開催に漕ぎ着けた。
場所は、かねてよりの場所。
存分に音を出せる会場は、なかなか無い。
当のTAD の担当者も、こんなに音出して大丈夫ですか?と言うくらい。
今回の目玉は、スピーカーのE-2。
(エボリューション2)

初代のEシリーズである、E-1から、現行型のE-1TXと続き、あらたなラインナップとして、E-2が企画された。
(Eシリーズは、トールボーイ型から、ブックシェルフ型のCE-1から、現行型のME-1も有る)
馴染みのある、TAD サウンドとは、ややコンセプトが異なり、デザインが木目、サウンドは、少しウォームな方向に振ってあり、重量も軽め。
去年の12月にリリースされたばかりの正に新型である。

しかも今回は、フルTAD のコンポーネントだ。
総額760万円以上と言う豪華なほそ取り合わせだ。
それでも、TAD としてはセカンドグレードだから畏れ入る。
機材の山を解いて、セッティング。
手慣れた担当者が、サクサク組み上げていく。
いよいよ音出しである。

うおっ!
素晴らしい!!
と、同時に何処か懐かしい感覚が蘇る。
ちゃんとTAD のスピーカーの音である。
スピーカーに音が張り付かない、スピーカーの外側まで、サウンドフィールドが広がる。
勿論音に奥行きがきちんと出る。
煮詰めに煮詰めた仙人のような人だけがたどり着ける域に簡単に連れて行ってくれる。
時代は進化している。
そう感じる。

かつて何処かで聴いた感覚だ。ノイズを限りなく減らしていき、チューニングを詰めて詰めていくと、スピーカーが消える。
音楽空間だけが現れる。
正にオーディオ仙人が到達できる域である。雲の上に突き抜けるような感じ。
この感覚を価格が高いとは言え、このシステムは導いてくれる。
感慨深い。自分の理想系の音の一つがまさにこれと言える。

改めて感じる。この分野での日本のメーカーは、世界一だと。
ある意味裏側を知る者の一人として、信頼性、継続性、そして生産の安定感と何よりサウンド、これらが全て高次元である。


世界のハイエンドオーディオマニアのみならず、ハイエンドオーディオメーカーが、リファレンススピーカーにTAD を選んでいる訳がわかる。

画像と本文は全く関係がありません。
2022年5月20日(金)
さらば

オーディオメーカーのオンキヨーが破産申請したニュースは、オーディオファンには、衝撃的だった。
しかしながら、特に驚きはなかった。

事前に分かっていた事だったからだ。

事前に子会社2社が破産した時点で、時間の問題だったからだ。
さらに、この業界に身を置いている自分としては、止めようもない事だった。
オンキヨーの破産については、他に詳しく解説している方がいるので、詳しくはそちらに譲るとして、問題は、オーディオ業界の行末だ。

既にオーディオは、オワコンと言われて久しい。
次の世代が育たない問題もある。
自分に言わせてもらえば、育てて来なかったからで、当たり前の事だと思っている。
時代のせいと言えば、その通りかもしれない。
クソ高いオーディオを若者が目を輝かせて、買うとは思えない。
それどころか、現役世代ですら、高くてなかなか手を出せないで居る有様。
良い音を聴く趣味がガラパゴス化して、完全に世間と乖離してしまっている。

そもそも自分がそうだった。
どんなに、気合いを入れてセッティングして、自分では、自信のある良い音を仕上げてきかせても、「別に、こんなにデカイ音で聴かなくても良いじゃない?」
と言われた事が有った。
それは、衝撃的な言葉であり、かつて辛辣なオーディオ批判された事とは違う、現実だった。
好きか嫌いか?はたまた、良いか悪いかの話しではない。
この言葉が全てを物語っている。
別だん取り立てて、デカイ音でもない音だったのだが、彼らには耐えがたい音量だったのかも知れない。
何かが、こぼれ落ちて行く感覚を覚えた。

あの日から、ずっと引っかかっているままである。
勿論、いまだにオーディオを生業にしている現在だが、何処に行けば良いのか分からなくなった。
正にガラパゴス。
絶海の孤島に取り残されているようだ。

ただ、新しい音や、コレは素晴らしいと思う音は、いまだに感動する。
音に対する情熱はなくなった訳ではない。
先に述べた、オンキヨーを惜しむ声を見ていると、語っているかたは、皆それなりの年配だ。
歴史を知って居る人達だから、当然だろう。
しかしながら、貴方方は、何か最近オンキヨー製品を買ったのかい?
20年30年前の昔話しをしても、何も起こらないし変わらない。無責任な言葉を並べているだけだ。
惜しんでも遅い。

しかし、別な側面もある。
まだ、生き残っているメーカーは、間違いなく、世界屈指のメーカーだ。
それは世界が認めている。
製品品質は、何処にも負けない。
頑張ってくれ、日本のオーディオメーカー達。
ガラパゴス諸島でも、イグアナや、ペンギンは、生き残っているぞ!!

本文と画像は関係がありません。
2022年5月4日(水)
メイドインロシア

世界を取り巻く現状が、きな臭くなって暫く経ったのだが、一向に明るい兆しは見えて来ない。
世界経済もウクライナ問題で悪化している。

ロシアに対する経済政策の報復により、ロシア製真空管が入らない。その為一部製品の生産停止が発表された。
また、スピーカーに使用する木材が入らないなど、我々の業界にも波及している。
日本は、ロシアからの輸入は、少ないとマスコミは、報道されていたが、少なくない打撃が一部の業界にはあるのだ。
嫌な時代だ。

21世紀は、夢の時代とかつては思われてきたが、夢は夢でも悪夢の時代である。
現代を生きる人達にとっては、グローバルな技術が無くてはならないものになっている。
かつて世界を席巻したメイドインジャパンもいまは、地に落ちた。

気の毒なのは、若者達である。
知らないうちに道を閉ざされたり、思わぬ方向に進まされてはいないだろうか?いや若者に限らず、生きている全ての人かもしれないな。
毎日無駄に生きないようにしないとな。
そんな風に思えるのは、歳を取ったからだろうか?

メイドインロシアの真空管。

ロシア産ウニ
入手が難しくなる。
本文とは無関係です。
2022年4月14日(木)
その後

コロナワクチンの副反応に苦しんで、のたうちまわっているうちに、桜が満開になっていた。
知らないうちに春が来たようだ。

春になると、どこかに行きたくなる。
残念なが、ここ最近は、身体の具合が悪い。
肋骨を痛めて、無理していたら皺寄せが首に来て、首ヘルニアが再発。
以前は、左腕、左手にきていたのが、今回右手右腕にきて、痺れて力が入らないは、むずむずピクピク神経が障る。
おまけに花粉症である。
杉花粉が落ち着くと来る何の花粉か不明な花粉症で、くしゃみと、眼の痒みとなんとも、切ない春の訪れである。

が、しかし、また悪い癖が発動して、バイクを増車した。とは言え、スクーターである。
勿論中古車の小型バイク。原付二種の初代ホンダのpcx125ccである。(pcxには、150もある。最新モデルは、160cc。)
維持費が安く、燃費が良い。そして軽く実用的。

たまたま、知り合いのバイク屋さんに話しをしたら、直ぐに出て来た。
あまりに安価だった事と、程度が良かった為にほぼ即決してしまった。
実はスクーターの原付二種車は、持っている。
こちらも破格の価格で入手した代物で、エンジンふくめ、駆動系から、排気系、電気系、ブレーキ系と手をいれており、それなりに仕上げている。
不満と言う不満は、特に無いのだが、車体がコンパクトな為か、車に煽られたり、幅寄せされたりするのが、困り物だった。
勿論、発進加速は、並の車では付いて来れないのだが、先に申し上げた事が頻発して、悩みの種だった。

どうも、見た目と言うのは、変え難い印象を産むものらしい。
大型や、中型のバイクでそれをされた事は無い。
運転している本人は、同じなんだけど。自分で登録に行き、保険も自賠責及びロードサービス付きの任意保険にも加入し、テストツーリングに行ってみた。
走行距離は、220キロ程度。
今回のバイクはほどほどにデカいので、先ほどの様な事は無い。
むしろ道を譲ってくれる程である。
しかも、これ程楽ちんか?と言う程楽である。
時代の変化に恐れ入った次第。

まあ。10年前のバイクなのだが、発進加速のスムーズさ、必要にして、充分なパワー、大量の積載能力。一瞬で掛かるエンジン。
そしてどんなにぶん回しても、リッター40キロを切らない驚愕の燃費!!
リアブレーキを掛けると、フロントブレーキもアシストするコンビブレーキ、水冷エンジンのインジェクション仕様。
正直インジェクション車は二代目だが、このスクーターには、驚愕しました。サルでも乗れる勢いで有ります。

売れている事も、相場が高い事も、知っていたので、思わね買い物となりましたが、仕事にも活躍してもらえそうです。
近場のツーリング等、夏用バイクとしても活躍出来るなこれは!
何せ大型はクソ熱いので。


画像と本文は全く関係ありません。
2022年4月8日(金)
3回目

コロナワクチン接種の3回目の予約が取れて、今回は、モデルナワクチンの接種となった。
過去二回は、ファイザーのワクチンだったのだが、今回は、カクテル接種とし、モデルナ製としたのだ。
過去二回とも、副反応がでて、かなり辛かった経験から、嫌な予感がしていたのだが、てきめんである!
過去二回を大幅に上回る副反応が出た!
過去には無かった、発熱があり38度以上の熱が下がらない。
更に身体中が痛い。ノドが渇く。痛みで眠れない。まことに耐えがたい症状が出た。
この症状は、インフルエンザみたいだ。
確かに症状は、2-3日で治るとの事だが、中々に辛い。
受けないと言う人もいるのが、頷ける。
体力の無い老人だったりすると、副反応で亡くなる人も居るそうだが。
老人は、副反応が出にくいらしいが、出たら大変だろうな。
余りに酷くて次回は、少し考えたいな。
しかし確かに今までコロナに罹患した事は無いのだが、重症化したら大変だと言う事で、取り敢えずは、接種したのだけど。
今回は、集団接種会場での接種にした。
広い会場には、システマチックにサクサク案内されて、サクサク接種される。
打ってくれた年配の医師から、副反応が出た事はあるか?と質問されましたが、結果キツイ副反応が出たと、申し出ると、若いんだね?となんと反応していいかわからない回答を頂いた。
そして、ズバリのキツイ副反応で有りました。
副反応が来る事は、予期していたので、3日は、使い物にならない事を考えて休みにしていたのだが、こりゃ何もできたモノでは無い。
皆さまお気をつけ下さい。


イラストと本文は全く関係がありません。
2022年3月31日(木)
春間近

雪が多かった今年の冬も、ようやく雪が消えて、鶯の声が聞こえてくる様になった。
しかし世の中は、暗い話ばかり。
コロナ禍、ウクライナ問題。
世界経済の低迷と、諸物価の高騰は、じわじわと、苦しみをもたらす。
身近な所ではガソリンの高騰だ。
リッターあたり、200円越えも囁かれる。
春になって、出かけたくなる気持ちも揺らぐ。
更に地震だ。震度6強の地震か襲い、被害が毎日の様に報告されて、嬉しく無い忙しさだ。

そんななかで、少しだけ明るい事が起きた。
少し先になるが、イベント開催予定が組めた。
コロナ禍の為、蔓延防止対策のため、イベント事は、延期や中止になっていたが、ようやく解除。
開催予定が出来た。

更に取引先が増えた事。かつて取引していた業者と、再取り引きができるようになった。
これは、マジで、嬉しい。
あまり、事業の幅は広げたく無いのだが、全く無いのも困る。
前と同じ数は要らないまでも、ほどほどで良い。
昔と違って、ハイエンドこそ至高という考えは無い。(やらないと言う意味では無い)
メーカーも減って来てるが、ユーザーも減っている。
時代の変化もあるが、楽しみの継続も大切。

しかしながら、ロシアは戦争は、やめてほしい。
1人の狂人が、世界を狂わす。
ロシアに確実に不幸をもたらすだけ。
戦争に賛成な人が、70%も居るとは。
でも、それは、自分達の世界に必ず返ってくる。
かつての日本がそうだったように。
早く平和が訪れますように。

2022年2月21日(月)
FM

ローカルFMの番組を良く聞いている。

楽しみにしている番組は、radikoでは無く、エアチェックしてもいる。(今どき!)
事務所のオーディオでラジオを聴いていたのだが、偶然に80年代特集なる企画をやっていた。
基本はトーク番組なので、NHK-FMの様な解説とか、編集は無い。
そんな中、今は亡き岡田有希子の、「くちびるネットワーク」が流れてきた。
思わず、「おおっ!」と声が漏れた。

懐かしい。
いや、それだけでなく、凄く音が良かった。(久々に驚いた)
手を止めてじっくり聴き込んでしまった。当時トップアイドルとして、事務所から期待され、ポスト松田聖子と目されていた。
特に当時は、ファンでも無いし、だからと言って知らないでも無い。
18歳と言う若さで命を絶った事で、後を追うかの如く若者が自殺を図り、社会問題化した事を覚えていた。(改めてご冥福をお祈りします。)

当時は、ふーん?としか感じなかったが、写真週刊誌に自殺現場を掲載された事が、強烈に記憶に残っていた。(現在では、絶対に掲載出来ない。昭和の時代の緩さゆえに許されたにせよ、後に問題になった。)
そんな記憶がよぎりながら、聴いていると、この娘は、歌が上手いな。
確かに声量は無いが、アイドルらしい可愛らしく透き通る声で、この歳にしては、なんとも色っぽい歌詞の曲を艶やかに唄っているな。
と感じた。

後で調べたら、作詞松田聖子。
作曲坂本龍一。
なんと!とんでもないな。そりゃ、事務所が推すわけだ。
松田聖子が結婚して、(神田正輝と。)
次代を背負う逸材と考えていた事がよく分かる。
テレビには、映らない苦悩があっあのだろうか?
当時の勝手なイメージ戦略に嫌気がさしていたのだろうか?
18歳の年齢なら、まだ原石だ。
若さの盛りである。
まだ、少女で、あどけない顔つきが何となくまだ垢抜け無い感じがして、松田聖子とは一味違って見えた。
しかし、しっかりアイドルであり、良く顔を見かける存在だった。
当時のアイドルは、ガチのアイドルであり、手の届かない存在で、直に見る事は、簡単では無い時代だった。

まあ、当時から、アイドルに興味の無い自分にとっては、気にもしていなかったが、ラジオから流れてきた曲にタイムスリップした感じがした。
忌野清志郎の遺作となった、「Oh !radiko」を思い出す。
「Oh ラジオ、聴かせておくれ、あの頃がまんま蘇るあのナンバー」の歌詞そのものだった。
当時、自分は満16歳。高校二年生になったばかりだった。
情報の少ない時代の田舎町。町に小さなレコード店が二店有った。
本屋が4?5店。(小さい町の割に意外と多い)コンビニが一つだけ。
でも活気はあった時代だった。

今は、と言うと、やめよう。
寂しくなるから。


画像は参考です。本文とは関係ありません。
2022年2月15日(火)
栄枯盛衰

オンキョーが、とうとう終わった。

倒産と言うわけではないが、物が作れなくなった製造会社に未来は無い。
思えば、身の回りの製造業の会社が次々となくなっていく。
個人企業は、後継者問題だったり、受注の減少により廃業したり移転業種変換等の道を余儀なくされる。
かつて当たり前にあった物が、いつの間にかなくなってしまっている。

そう言えば、かつて初めて働いていた、工場が閉鎖されていた。遂に撤退、もしくは廃業したのか?と思っていたら、設備的に古くなり建物を売却して、人員は別な工場に移転したそうだ。
しかし普通にあったものが、無くなるのは何とも寂しい。

更には、地元の中学校も、1年の休校を経て今年に廃校となる。
いずれはそうなると思っていたが、割と早かった。あの校歌も、だれも歌わなくなる。
廃校の記念に、見学会が、企画された。
今の校舎は、新しく建てられたもので、自分は旧校舎最後の卒業生であり、一度も中には入った事が無かった。
新校舎建設を眺めていただけだった。
木造の旧校舎が、取り壊された時は、特に何とも感じなかったが、中学校そのものが無くなるのは、なんとも寂しいかぎりである。

よくよく考えたら、地元の子供達を最近見た事が無い。

地元の小学校は、なんと、12名しか居ないらしい。
例え、自分の子供が居たとしても、既に成人する年齢であろう。
小学校は、廃校では無いが、12名で複式学級の3クラスだそうだ。
かつて経営していた店の場所は、学校が複数近くにあり、普通に子供達を見かけた為、なんとも思わなかったのだが、地元は、限界集落まっしぐらである。
人が入植出来ない調整区域の為、出ては行っても、入ってはこない。

オーディオ業界もそんな感じがする。

10数年まえに危惧していた事が、現実的になったのだが、止める術は無い。
滅びゆく産業なんだろうな。
復調するには、30年後ぐらいになるかもね?
音楽が貴重なモノと認識されない限り難しいだろうな。


画像は参考です。
2022年1月15日(土)
本年もよろしくお願いします。

2022年の年が明けた。

年末はありがたいことに多忙だった事もあり、30日まで仕事が続き、疲労が蓄積して怒涛の年末年始となった。
例年なら、何かしらの計画を立案し、何処かに出かけるのだが、全く無計画。更に、元旦早朝から、電話問い合わせ。
流石に、朝5:40分からの電話は、勘弁して欲しい。笑
しかしながら、勝手にスケジュールが、埋まって行きアレやコレやしているうちに休みも明けた。

正直、もう休みたい。
休みのうちに進めておきたかった事は、全く手に付かないままになっている。
とても、脱力感だけ残した、年末年始となった。
体力も、相当落ちているな。

今年は、既に計画していたイベント企画だが、新型コロナなオミクロン株が、急速に拡大しており、黄色信号が点ってしまった。
2月上旬の開催なので、未だ少し間があるが微妙である。
もうなんとかして欲しい。
ワクチン接種も、二回済ませたが中々難物のウイルスである。