ずいぶんと投稿期間が空いてしまった。
何やら忙しく頭が休まらない日々がつづいていた。
本業の方が忙しくあれやこれやと時間がよめなかった。
ただ最近は加齢のせいか疲れが取れない。
毎日ギリギリまでやってバタンQ(古い表現だな。)の繰り返しである。
仕事があるのは嬉しい事だし頑張らないといけない。
そんな中で厄介な現象が発生した。
これはプロジェクターを購入して頂いたお客様の話し。
AmazonファイヤースティックをAVアンプに繋ぐと画像は出るが音が出ない。
しかしBDレコーダーからは問題無い。
はて?
接続は全てHDMIである。
ファイヤースティックの設定を変更しても全くダメ。もちろんAVアンプ側も。
今までのプロジェクターでは問題無い。
???である。
HDMI分離機を使い音声を分離してもダメである。
HDMI分離機は音声を光に分離するが音声信号はそのままHDMIにも出力される。
どうやらプロジェクターと信号のやり取りが成立すると音声が切れてしまうようだ。
さて困った。
このような事態にならないのがHDMIの利点なのだが今回は違うようだ。
仕方ないのでJVCサービスに問い合わせしてみた。
流石に詳しい人が出て来た。
プロジェクター側には音声信号をやり取りする機能は存在しないためHDMIの音声制御機能が存在しない。
との事だった。
おそらくはAVアンプ側の制御機能が反応してしまうのでは無いか?
と言う事だ。
通常のレコーダーは普通に使える。
なのでファイヤースティック側との制御機能の不和の可能性が考えられる。
との結論に至った。
機材は全て同世代のものでは無くHDMIのバージョンもまだ発展途上のver.各種である。
残念ながらAVアンプメーカーは今存在しない。正確には存在しているがユーザーに対応はしていない。
おそらくは何一つとして機械は壊れてはいないのだ。
では、どうすればいいか?
で、アンプの裏側を見ると最近はほぼ見なくなったコンポーネント端子が付いている。
コレだ!
そもそも4Kにはフル対応していないのでコンポーネント変換しフルHDで出力しプロジェクター側でアップコンバートする事にした。
HDMI分離機から音声を分離。更に映像信号をHDMIからコンポーネント出力に変換。
これでどうだ!
映った!音も出た!
お客様も納得。
確かにHDMI出力よりは若干絵が緩い。
そこはプロジェクター側で補正を追い込む。
みるみる画像が引き締まる。
流石JVCプロジェクター。
旧型とは言え素晴らしい。
ここで一つ面白い話しをJVCサービスの方から聞いた。
JVCプロジェクターの解像度とコントラストが高い事で、映画会社からクレームが入った事があるそうだ。
暗いシーンでは何が映っているかわからない場面は「映画の表現なのにそれが見えると映像の意図が台無しになるからやめて欲しい」と言う事が有ったそうだ。
コレは暗に凄い事なのだ。
JVCは映画用のモードを使う事で表現をストレートに映すようにしていると言う事だった。
それは最新型では無く以前かららしい。
なるほどと納得してしまった。
自分自身JVCプロジェクターは4機使って来た。
代が変わる毎に画質が向上して来た。
時代は4Kがマストであり8Kモデルも存在する。
これ以上どうなるのか?と言うぐらいに進化は止まらない。
ただあまりに画像がはっきりしすぎて味が無いと思う事も少なく無い。
疑問は晴れた。
プロジェクターもアプローチを変えることで画質やコントラストは向上する。
これはオーディオと同じであり効果が期待できる。
買っておしまいでは無いのだ。
まだまだやれる事は沢山ある。
さて何処までいくのやら?
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