zakki201801-12


〇20181231    2018年出来事ランキング

 恒例の年末ランキング発表。

 2018年は、私の母が亡くなったので、何かと忙しく、AV関係ではあまり変化がありませんでした。
 なんと、AVルームのお掃除は一年間一回もしていませんでした。
 そこで自転車、バイク、など他の部門も含めてベスト10を書いてみます。

 
第1位 パイオニア UDP−LX800 到着 12月 

「UDP-LX800」¥365,000(税抜)

 実際に当AVルームに到着したのが12月29日の午後8時。
 セッティングして評価、インプレッションを詳細にレポートするには時間がなさすぎです。
 
 しかし、ファーストインプレッションは想像を超えるもので、その能力は恐るべきものがあると感じました。
 

 次点 シュアV15 type5 替え針購入 12月
 スタイラスのダンパーが劣化して針が無くなって15年以上たった今年、替え針を購入しました。
 実装はまだです。近日インプレッションを発表します。


第2位 プラモデル トランぺッター マウス インテリア付き 12月
  12月31日発売予定が12月23日クリスマス前に届きました。粋なクリスマスプレゼントになりました。

  1978年ころ、数少ないマウス資料から、35分の一図面を書き起こしました。
  その当時出入りしていた平のひこう船という模型店の紹介で、ヴァッフェンレフューというドイツのミリタリー雑誌があることを知り、求めました。
  日本では見たことがない写真が多くありましたが、4巻連続の特集中No17のみ欠番で39年。昨年ドイツアマゾンで、ヴァッフェンレフュー17を発見、個人輸入で入手しました。
  そのくらい研究していたマウスです。クビンカマウスの研究も進み、2018年トランぺッターからインテリアつきマウスが発売になりました。

第3位 仮想アース 使用方法の検討 使いこなしの探求
     Spケーブルのマイナスにつなげ、と完実電機の説明がありましたが、いろいろ試行錯誤した結果、シャーシに用いたほうがニュートラルな効果があることがわかりました。

第4位 自転車 春の阿武隈川サイクリング 国土交通省主催 4月

     自転車 いわき湯の岳ライド 7月

     自転車 いわき竜神峡ライド 11月

第5位 オートバイ 北茨城 グルメ温泉ツアー 9月

      オートバイ フロントタイヤ交換  10月

第6位 デジタル一眼 NIKON D750  稼働開始 
  持ち出し、実際に撮影を開始しました。あれやこれや、実際に使わないとわからないことばかりです。

第7位 おやじキャンプ 
     7月 霞ケ浦付近
     11月 那須

     フィールドキッチンの実際
     11月には、D750での夜間天景撮影挑戦も失敗

第8位 自動車 55プリウス購入  2月
     E-FOUR + 4輪独立懸架装置 で独特の走りを実現。これまでのFFハイブリッド車とは次元の異なる走りでした。

第9位 母、グー(猫)18歳の死去 7月
     いつも存在していた人や家族(猫)がいなくなることに慣れる修行。

第10位 4KUHDBDソフトの発展

      2018年購入ソフトの90%以上が4KウルトラHDBD(それも外盤がほとんど)

 


〇20181215  のだや オーディオ&ホームシアターフェア 郡山ビッグパレット

お目当ては、LX800                  V9R
 

CSポートのブース
アナログプレーヤー、フルフローティング+除電。

以下各社ブース

TADのブース

音は良いのです。楽器が鳴っているのはわかりますが、音楽が聞こえません。
日本のSPの限界なのでしょうか?



フォーカル社SP




アキュフェーズ


テクニクス ブース                  テクニクスSPのエッジに工夫が見られます。


SL-1000R  ベース込みで160万円。






CSポートに戻り。                   電気ストーブではありません。真空管アンプです。


能書きパネル



パイオニアブース                   LX800


ディスプレイはLGのゆうきEL。


ハイエンドルーム


YGアコースティックのSP               良い音がしてるな〜と思ったら、ヴァルハラのSPケーブル。



本日のチラシのアップ。

 おのおのコメントがあrますが、割愛。

 JVC V9R200万円は弾がないそうです。

 パイのプレーヤーLX800も増産中でモノがありません。

 NADACの出物の商談は、IK氏一任しました。


〇20181212  角川映画 イン ブルーレイ

 突然 汚れたヒデオを見たくなり検索し始めた私。
 汚れたヒデオとは、言うまでもなく、ヒデオではなく英雄のこと。

 最近、アメリカ盤の、クライテリオンコレクションBDで、過去の名作が丁寧な修復でリマスタリングされて、かなりの高画質(超絶画質と言っても良い)を実現した作品を何作か見てきました。(愛のコリーダ 大島渚  タンポポ 伊丹十三)

 日本の映画が、こんなに高画質になるのか!?と感じたので、日本の映画もBDで見たくなったのでした。
 日本の映画は、フィルムライクにこだわって、解像度を落として、ぼやっとした画に仕上げて悦に入っていた過去があります。
 音声も、もこもこで何を言っているのかわからないのがアナログで良い、ともてはやされていたのでした。

 それが、クライテリオン盤で、全く覆されたのです。
 さすれば、日本のリマスターBD盤でも、かなり期待が持てるのではないか?と思い立ちました。

 汚れた英雄は、角川映画。角川映画でググっていくといろいろリマスターBDが出てきます。
 角川映画をコンプリートする気はないので、バイクの映画、松田優作の出ている映画、薬師丸ひろ子の出ている映画を中心に探しました。
 実は、里見八犬伝はすでに入手、画質音質確認済みでした。
 里見八犬伝 (1983年12月公開 製作 角川春樹 監督 深作欣二 原作 新八犬伝 鎌田敏夫 出演 薬師丸ひろ子 真田広之 千葉真一 夏木マリ )  高画質、高音質で見る薬師丸の里見八犬伝は、若さはつらつ、見ていて面白い!と思える快作でした。以前はそんな評価はできなかったのですがね。高画質の恩恵はこういうところにも表れます。


 1982年12月公開の角川映画。
 汚れた英雄  草刈正雄   原作 大藪春彦 (1966-1969年の4部作小説)


 特典のTVCMを見ると1983年表記になっています。
 ヤマハの500CC レーシングバイク(TZR500 ?)がすごいのと、草刈りの吹き替えが当時のライダー平忠彦。WIKI先生にいろいろ詳しいことが書いてあります。
 仙台近くの菅生(すごう)サーキット当時のそのものを使用。実車もそのままつかうというぜいたくなつくり。角川春樹の初監督作品だという。当時のサーキットを知っている人にとっては、とても懐かしい物だと、BDのレヴューに書いてありました。
 とにかく、実車を使用。オンカメラでの撮影。望遠撮影などを駆使し、実際にバイクに乗って走っている感を味わえるすごい作品でした。

 原作は、戦後間もないころの話だそうですが、映画化するにあたっては、原作とは異なり、現代(1982年)に設定した、ということです。
 とにかく、草刈正雄がかっこ良い。身長高くてスリム。おまけに風貌がイカす。これで、富豪女性を捕まえてパトロンにしてレース資金を稼ぎレースしていた、というストーリー。だから汚れた英雄なのだそうだ。

 今のなんでもCG、という映画からすればとてもすごーい映画なのでありました。BD化様様です。


 1980年代。
 角川アニメ幻魔大戦(1983年)。平井和正小説版幻魔大戦(1979年―)、平井和正・石ノ森章太郎少年マガジン漫画版(1967年)。

 平井和正は、幻魔大戦の元ネタとなった高橋佳子教の説く善悪の戦いに、救世主(ヒーロー)と映画監督の出現を大戦の予兆とした。その映画監督が角川春樹氏だったと私は見ている。
 その予兆と同期するがごとく、角川映画はヒーロー作品を多数制作。1983年には、その戦いを描いたアニメ幻魔大戦まで作ってしまった。

 角川映画は、その時代の勢いを表したものである、と私は見ている。
 東映のやくざ、松竹の任侠、日活、東宝のドラマ、などと異なり、角川は、上記のように、ヒーロー(アンチヒーロー、ダーティーなヒーローを含む)ものが多い。

 後述の「甦る金狼」の映画評では、「ハードボイルド」、としたものもあったが、現在の私の目で見て、角川の今回紹介する作品はハードボイルドというには、そこまで成熟していない。
 角川春樹氏の個人的な趣味が表れているだけ、もしくは、当時の原作に多く使われた大藪春彦(1935−1996)の世界観がそのまま持ち込まれたか、どちらか、またはその両方なのだろうと考えます。

 汚れた英雄  (1982年12月公開) 草刈正雄 原作 大藪春彦
 2011年HDマスターを、BD用に再アレンジ、収録

 甦る金狼  (1979年8月公開) 松田優作 原作 大藪春彦

 野獣死すべし (1980年10月公開) 松田優作 原作 大藪春彦

 ちょっと外れて薬師丸ひろ子の初出演作
 野生の証明  (1978年10月)  高倉健  原作 森村誠一


野生の証明は、これから確認します。

 
 東宝怪獣映画BDでは6000円↑が当たり前のお値段が、角川系はごく標準的な良心価格。これも気に入りました。

 野獣も金狼も、画質向上もさることながら、音声が聞き取りやすくなっているのがポイント高。
 金狼のラスト、ジュピターにはいつ着く?と聞く松田のセリフが、これまでのメディアではあまりよく聞き取れなかった。
 


 さらに、角川映画ではないが、松田優作つながりで

 ブラックレイン  (1989年10月日本公開)  監督 リドリースコット   出演 マイケルダグラス、高倉健、松田優作(遺作)


 日本が描かれているアメリカ映画は多いが、とても日本と言えない造りのモノがほとんど。
 このブラックレインは、アメリカ映画の中では、ごくまともな日本を描いている良心的な映画である。

 また、脇役陣が日本の(やくざ映画)オールスターのような様相をなしていたのも特色。
 安岡力也、内田裕也、ガッツ石松、若山富三郎、國村準、伊吹太郎、神山繁など一癖も二癖もある俳優ばかり。

 それを、癌に侵されていた松田優作が、鬼気迫る、ぶっ飛んだ(切れた)新進気鋭若手やくざを演じる。これがすごい。

 高画質、高音質になったことによって、何を描きたかったのがよくわかるようになったのが、作品に没入できるようになったのだ。

 例えば、日本に護送された佐藤を、ガッツ石松演じる偽警察が引き渡しを求める偽書類は、東京海上の賠償責任保険の申込書であるのがはっきりと見えるのだ。これはすごい。

 高画質はなにもかもリアルに見えてくる。のではあるが、人体に着弾するときに爆発する火薬が、火花が散ってしまうところまで見えてしまうという弊害もある。人体に弾丸が当たって貫通するときは、弾丸は通過するが火花や煙は出ない。そのあとに血のりが出るのだが、打たれるたびに火薬が爆発するのが見えるのも興ざめだ。

 変な日本語になっていない造りではあるが、逆に、俺は英語を話せる、といって英語を使う日本人俳優たちは、アメリカ人からすれば、変な英語に聴こえるのだろう。その辺が、絶対面白いはず。

 リドリースコット、面白い監督である。

 


〇20181203   ブラックラベル2 

NBSのケーブルがどんなものか調べてみました。

BLACK LABEL U XLR
NBS CABLE社のフラッグシップモデルだったようです。
画像は参考です。IKシアターのものではありません。
Cable Fan というサイトにレビューが載っていました。2013年9月の記事です。このように、記事の年月日が書いてあるサイトは信頼がおけます。


円ドルレートで開きがありますが、この製品で140万円くらいです。
このサイトでは模造を恐れてか、構造的、素材的な特徴は記されていませんが、IKシアターで試聴した音は、このサイトに書かれているような傾向でした。

PADのドミナスも直径7センチくらいある化け物ですが、その内部構造は企業秘密。
このケーブルも線材材質、線材の太さ・配置、絶縁の方法などなどNBS特有のノウハウが仕込まれていることが明白です。

オーディオって面白いですね〜。

トランスペアレントは型式不明ですが、おそらく定価は高価そうです。
アクロテックは、アクロリンクかもしれません。

ケーブル大全2019
この雑誌を括ってみたのですが、試聴したもののドンピシャは出てきませんでした。

物が何であれ、聞こえる音がすべてです。よい音ならどんなものでも(あまりに高すぎてもダメですが)良いのです。


〇20181202  ハイレゾマルチにかける

 ハイレゾというフォーマットが音が良いのではなく、良い音が出せるシステムに、ハイレゾを持ってくると良い音が再生できる、ということが大事なのだ。

 そのためには、ヘッドフォン、ヘッドフォンアンプのお手軽再生系ではなく、これまで培ってきたマルチチャンネルシステムでの包囲音響=サラウンド再生を極めるためのコンポーネント、部屋、電源など周到な準備、メンテナンス、実装、活用が必要なのです。

 それを実現してきた坂下のIKシアターは、ハイエンドの城。
 素直に、AKB48ライブを楽しむのに、いくらかけてきたかわからないシステムを惜しげ無く使う。これがオーディオのだいご味。

 私は35年前に、マッキンのプリパワーにJBL4344で演歌を聴いている方のお宅にお邪魔したときがあった。
 また、同級生で、コーラルX7に、山水907シリーズ、きちんとしたLPプレーヤーシステム、オープンリールデッキで松田聖子を聴いている友人の家に行ったことがあった。
 それぞれ20代の若い私は、へー!っとしか思わなかったが、今では全くOK。その人が楽しめる音楽を再生できればどんなコンポーネントでも全くOKなのだ。まさしく、音を楽しむ、のだ。

 今回は、XLRケーブルの視聴会をするので遊びに来ないかとお誘いを受けて、久しぶりに会津坂下のIKシアターに行きました。
 雪が降る前にぜひ行っておきたい、という理由もありました。

 今のシステム=ノルドスト。そこに今回集まったのが次の品々。
 ワイヤーワールド、アクロテック、トランスペアレント、NBS。
 わからない人はわからないで構いません。
 オーディオってそういう趣味だから。

 一般の人にはまるで興味の薄い、マルチチャンネルハイレゾDAC。
 いまや、DACといえば2chが普通。
 だけど、私もIK氏も26年以上前からサラウンド(マルチチャンネル)に取り組んで、システムを構築してきました。

 IKシアターでは、メインのプレーヤーに、ゴールドムンドのエイドスリファレンスを入れていました。
 新品で850万円。IKシアター導入時云百万円のプレーヤーです。

画像は参考画像です。

 それが、NADACマルチチャンネルDACで130万円 + 特別電源40万円 + ルーンという制御PC30万円 + ストレージSSD100万円 = 約300万円でDSDやFLACなどのハイレゾをマルチチャンネルで再生できるシステムが構築できます。

 マルチチャンネルハイレゾDACをパイオニアAVアンプSC−LX901で。ハイレゾファイルのダウンロードを既存のPC、保存先のストレージを既存のHDDに、インターフェイスをUSBメモリーに、すればなんちゃってハイレゾ再生システムが作れます。
 私のAVルームのシステムは、この最小構成システムでのなんちゃってハイレゾマルチチャンネル再生システムです。先日の実験結果は以前のこの項に掲載してあります。

 結局ハイレゾはDACが命。
 マルチチャンネルをやっている人の数がそもそも少ない。しかし映画のサラウンドをやっている人は多いはずなので、それぞれの再生コンポとSPシステムを高度化すると、映画ではなく、オーディオのマルチチャンネルシステムができる(その逆も可)、というのが私とIK氏の考え。

 マルチチャンネルハイレゾDACは、メーカーも製品もほとんどなく、NADACが唯一の選択。
 AVアンプでは、DACの質、ボリュームの質が違いすぎるので、オーディオを楽しむには、独立したコンポーネントでのデコードが必要となります。

 で、IKシアターでは、上記のエイドスリファレンスを引退させ、NADACのDACが導入されました。
 当初は、NADACのみ追加。ミュージックマルチCHDACとして使用。デスクトップPCでファイルをダウンロード、外付けHDDに保存。LAN接続でNADACへ。
 これで、ハイレゾマルチ再生ができました。
 800万円に対して100万円、8分の1で最高の音楽が再生できる、とIK氏。やはりその高見を覗いた人でなければ吐けないセリフ。
 高価なコンポーネントで演歌や松田聖子、AKBを聴くことはこういうことなのです。

 その後、IK氏は試行錯誤を行い現在に至ります。
 オーディオ用スペシャルSSD。そしてスペシャル電源(NADACの標準電源は、スイッチング電源。それをアナログパワーアンプのようなノーマル電源)。さらに、コントロールPCを既存のPCではなく、NADACに最適化したPCをNADACに内蔵してしまう(ROONという)。

 これらを実行、実装してきました。
 その結果段階での、今回のXLRケーブルの比較試聴だったわけです。

 このレベルになると、ケーブルの差が如実に表れます。聴いてすぐに違いが判ります。
 こういうことをして、違いが判るオーディオって面白いな〜!っと実感できる幸せがあります。
 
 そして、最後に標準の視聴用のファイル(曲)を聴くと、予定があるのに自分の家に帰りたくなくなってしまう誘惑が襲ってきます。

 試聴用標準ファイルは、2Lレーベルのマグニフィカト。
 聴いたのはDSDとFLAC128、マルチチャンネルで比較。

 パッケージメディア、ダウンロードファイルの表紙ではなかろうか?

 画像付きの場合は、こんな感じ。これはYOUTUBEの表題。
 このYOUTUBEでなんちゃってマルチチャンネルハイレゾ風をやりました。しかし、YOUTUBEの音声では、ハイレゾに全く及びませんでした。
 YOUTUBEでも、雰囲気は味わえます。収録風景、マイクセッティング、合唱団・ソリスト・楽器演奏者・オルガンの位置関係もよくわかります。
 ハイレゾ音声で画像がないと、音だけでこの構成が見えるようになります。というか見えないとそのコンポーネントの能力が足りない、ということです。


 詳細は後述しますが、試聴用ファイルに対する結論は、ソース(録音方法、ミキシング、作品としてどのように仕上げたいのか、というエンジニア=レーベル)の考え方なのではないか、ということです。

 2Lは、オーロ3Dというマルチチャンネル(いわば、DVD-Aの延長)の録音志向です。
 一般的な音楽の2ch前提の録音と、マルチチャンネルで一発録音の2Lとでは、音楽の志向がまるで違う、ということです。
 かないまるさんが藤田恵美の録音をSACDマルチで収録することがありますが、それはそういう方向性で録音、サウンドステージを設計するので、そういう再生音を目指す格好の音源となります。

 ハイレゾだから良い、というのは、閉塞したオーディオ業界が生み出した売らんかなの商法です。
 マルチチャンネル再生が素晴らしいので、そういう風に録音して、それを再生するファイル形式として、DSDとかFLACとかWAVなどがあるだけです。
 映画では臨場感を増すために、1970年代からステレオからのマトリックスサラウンド。さらには、フィルム光学記録によるドルビーSRのサラウンド。
 その後パッケージメディアのステレオ音声のマトリックスサラウンドデコーダー、パッケージメディアにサラウンド情報を記録した(旧)ドルビーサラウンド。それをデジタル化したドルビーデジタル(AC3) など発達してきました。最近では、ロスレスのサラウンド方式、ドルビーHDからのドルビーアトモス、DTSHDからのDTSX、ヨーロッパのオーロ3Dなどがあります。対応コンポーネントとしては、マルチチャンネルの下地は一応できてはいるのです。
 
 DSDは、これまでのSACDに記録するフォーマットのこと。
 これに対して、CDはLPCM。マルチにするとDVD-A、BD-A、音楽もののBDなどになります。
 LPCMも普通に良い音なのですが、規格の関係で高域の限度が発生したり、フィルターの影響が音質に影響したりします。それを排除したのが、DSDであり、FLACなどの形式です。
 
 今回、2Lのマグニフィカトでは、DSDは聞きなれたSACD系の音。FLACは、それなりののびのびとしたワイドレンジな音。
 NADACは、そのフォーマットの違いを丹念に描き出します。どちらも甲乙つけがたい。
 DSDはDSDなりの、FLACはFLACなりの音の描き方をします。

 いやーオーディオは面白いですねー!
 IK氏ありがとうございました。(IK氏のシステムについては、本ホームページの別項音の仲間に詳述してあります。)

本日のIK氏のシステム。
 
顔出しは自主規制。                  エイドスリファレンスから、かなりすっきりしたコンポ群。

 2枚目の左下が、スペシャル電源。左上がオーディオ用SSD2TB。

  
現行の標準。ノルドスト 50pケーブル」


これを交換していきます。
   
アクロテック

 
ワイヤーワールドは、いつもの金色メッシュのシールド。

 
トランスペアレント                    この箱がトランスペアレントの特徴


NBSのケーブル
 今回試聴の本命。中華に模造されてしまうためにシリアルナンバーは写せません。

 それぞれのケーブルにインプレッションはあるのですが、今回は割愛します。

 話がそれますが、ハイエンドのケーブルになればなるほど、なぜか中華が模造して格安で売っちゃうのです。
 カルダスなどは、ハイエンドの商品を出しても、すぐに中華にマネマネ模造格安品(いわゆるパチモン)を出されるので、新規の商品開発はもうやらない、と言ってしまうほど。
 それほど、中華の模造はひどい(粗製)し、すごい(安価)のです。
 そのモノづくりの気力があれば、まともな自社ブランドのモノを開発できそうなものなのにね。
 マネする必要がない、ということ。誰もデッサンが狂ったドラえもんもどきやハロー猫もどき、アメリカのネズミもどきなどいらない。
 模造品は誰も得をしないので、やめましょう!中華!


 今回の結論

 良いものは良い。

 それぞれのケーブルがエージング不足の音。それは裏を返せば、エージングが進めばもっと良くなるものばかり。
 良い品はそれぞれのメーカーが追及する音を表している。
 で、自分の好みの音があればラッキー。ないときもあるのがオーディオの面白いところ。
 そして、その場合の結末は、普通の一般人が感知不能の別次元のお値段でも、マニアはそれに投資する、ということ。
 自分が必要とする部分にはいくら金をかけても良い、という男の論理。

 それは決して模造品ではありえない。音が違いすぎる。 
 
 今回試聴したケーブルの定価は最高1セット130万円とか、なのです。もちろんIK氏はそのお値段ではメーカー販売店とは交渉はしません。
 私がIK商事と名付けた商才(と発言力)を持っています。
 お値段の話をすると夢が壊れそうなのですが、現実はそれが付いてきます。
 今回は、おおよそ、1セット30−40万円くらいでしょうか。(カーボンフレームのロードバイクが買えます。またはニコンのD850が買えます)

 例えば今回は登場しませんでしたが、以前、SPケーブルでノルドストのケーブルをIKシアターで試聴したことがありますが、それは150万円くらいでした。(小型乗用車が買えます。大型バイクの新車も)そういう世界もあるのです。無酸素銅に銀コーティングしたものをを平たくして並列に並べ独特の絶縁構造を加えた製品でした。以前新潟での試聴会で見た長尺ものになると300万くらいするそうです。

ヴァルハラ2     画像は参考です。
 

 喜び、満足に対する対価をお値段と称しているわけで、マニアは、それがOK。特におやじは。
 こうしてオーディオの沼にはまって、おやじ達はそれを楽しんでいるのでした。 


〇20181130  外盤

 ビデオドローム  1983 米  2010クライテリオンコレクションBD

パッケージ
 

  
装丁が凝っていて、アスペクト(縦横)比が異なりますが、βテープカセットを模した図柄。        テープの背に手書きの書き込み L750の印刷もあり。


 愛のコリーダから、クライテリオンコレクション再発見(私にとっての)が始まりました。
 愛のコリーダは、日本映画をクライテリオン式※にレストアされ、画期的な高画質になり、大島渚監督が描きたかったものを、確認することが出来る水準に仕上がりました。

 ※映画原本に敬意を払い、現状でのデジタル修復技術で丁寧に、フィルム一コマ一コマ毎に修復。音声データも、現状の技術で、ノイズ、テープヒスなどなどを除去し仕上げる一連のプロセスのこと。
 
 愛のコリーダの次は、タンポポを購入、こちらも日本映画としては超高画質で、伊丹十三監督の撮りたかった画を体験することが出来ます。
 
 今回は、1983年のクローネンバーグ監督のビデオドローム。
 SFものだが、出てくるビデオはβ。これが、βファンに受けた。内容は、AVレヴューのページにこれから書きます。

 続いて、クローネンバーグの作品集。

 
こんなマイナーな作品がブルーレイになるアメリカ良い国ですね〜

 The dead zone  Rabid  Shivers。クローネンバーグのコアなファンではないので、この3作は見聞きしたことがありません。それもそのはず。クローネンバーグの初期作品のようです。

 Shivers は、1975年クローネンバーグの初の劇場映画作品  人間の穴という穴から侵入しホストを操りホスト体内で増殖する寄生生物のお話らしい。
 Rabid  1978年
 The dead zone 1983年 ビデオドロームを製作した年に、初めて原作付きの作品を制作。

 ということで、なかなか日本では、紹介されなかったのではなかろうか。見るのが楽しみです。


〇20181128 おめでとう!田宮模型歴史研究室開設20周年   >>>  当おやぢの趣味は、21周年でございました。

 松井さんが開設している田宮模型歴史研究室が開設20周年ということです。
 おめでとうございます!
 1990年代は、まだアーマーモデリングが元気で、ラジコン大魔王のひのきさんや、動く模型研究会の方、そして田宮模型歴史研究室(以下、タミヤ模型研究室)の松井さんらが作品を発表しあい互いに刺激しあっていた面白い時代でした。
 松井さんはテレビ朝日の元アナウンサー、現報道部所属で、ニュースステーションで、ミリタリーや潜水艦、飛行機、船舶、宇宙関係の事件が起こると、模型やジオラマを作る担当になっていました。
 懐かしいものです。
 今調べると、WIKIが立っているほどの人物になっていました。極める人は世間がほっておかない物ですね。

 松井氏のホームページより。(勝手掲載です。問題ある場合即削除しますのでよろしくお願いします。)
 これは2008年タミヤ模型研究室10周年時の記念撮影。左、当時田宮模型社長だった田宮俊作氏と右松井さん。2008年息子昌行氏に社長を譲ったものの、2017年昌行氏が死去し、俊作氏が再び社長に就いて現在に至っています。


 私のホームページのトップページに開設時期が書いてあるのですが、19970927から始めたことになっています。21周年ってことです。

 1995年当時私はソニー生命を扱っていた関係で、ノートパソコン導入がマストでした。その当時はウインドウズ3.1から95になったころで、ノートパソコンのバンドルソフトでホームページ作成ソフトが付属しているマシンも仕事用とは別に買っていたのでした。
 暗中模索でホームページを作り始めたのが、1997年だった、てことです。

 そのころのパソコンのネット接続は、ダイヤルアップ接続。すなわちアナログ回線での接続で、使った分通話料金で課金される仕組みでした。夜11時以降安くなるプランがあり、11時以降に接続が集中、普通に遅い接続速度が、さらに遅くなる、という悪条件でのネット世界でした。ISDN、ADSL、そして光ファイバーと通信方法と速度は飛躍的に早くなり、料金はそこそこに落ち着いてきました。

 結局この20年、私はミリタリープラモ作品を一つも完成させることが出来ず。
 パソコン関係では、2011年震災以降はフェイスブックなどに費やす時間が激増した関係で、模型の時間はますます少なくなってしまったのでした。
 
 オーディオビデオは、半分寝ながらでも視聴できますが、模型は、なかなか作れません。
 在庫のみがどんどん増える循環になってしまっています。
 


〇20181127  年末商戦  ウルトラHDブルーレイプレーヤー冬の陣

 パイオニア UDP-LX800 約36万円 Hivi   (LX500  約18万円 Hivi)

 パナソニック DP-UB9000  約21万円 Hivi

   
 LX800 HDMI2系統+XLRアナログ出力付き     UB9000 アナログ音声出力端子はなし。HDMI2系統のみ。
 ただし、LX800にはネット動画再生機能はなし。    UB9000は、ネット動画再生機能あり。

 実際には、2チャンネル出力は聞かない(AVアンプでマルチチャンネル化するから)ので、画と音が比較できれば、UB9000の選択もある。いや、比較できればLX500 の選択もあり得る。


 どちらも12月上旬の発売

 パイのLX800は、LX88 のウルトラHD化、その前のLX500 はLX58 のウルトラ化。
 パナBD9000は、ディーガUBZ-1のプレーヤー化と言われるが、筐体は通常のディーガよりはプレーヤー然としている。
 LX800は14.5キロくらい。UB9000は12.5キロ。UB9000は見た目よりは重いのか?LX500は10.3キロ。UB90は、なんと2.3キロ。
 
 当AVルームには、LX88がある。その前のLX91から強靭な筐体、電源がデジタルにも効く、という論理で、パイオニアを選んできました。
 今回も、LX58 の電源部よりは、LX800 の方がLX88よりであろうと考えると、値段は倍だが、HDMI音声では圧倒的に差がついているであろうことが予測できるのだ。
 また、UB90 もウルトラHD用に設置済み。
 UB90で通常のBDをかけ、LX88と比較すると、圧倒的にLX88の方が音質が良い。AVアンプはパイのLX901 。
 ウルトラHDBDを、LX88でかけられるようにバージョンアップで対応できないか、と思っていたのですがね。
 これだけ筐体と音質の関係がはっきりしていると、例えばLX500と800ではおのずと800を選ぶことがわかってしまいます。
 Hiviは、LX500を推す人がいるけど、私だったら、UB90でこりているのでLX800を選ぶと思う。
 
 比較試聴したいな〜。
 当AVルームで比較できますので、メーカーさんモニター提供よろしくお願いします。
 
 


〇20181125  QUEEN

 映画ボヘンミアンラプソディの評判が上々らしい。
 映画として楽しければそれでOKなので、楽しんでいただきたい。

 映画はあくまで映画上の演出で面白くなるによう作ってある。それが映画作成者の力量。
 ドキュメンタリーは、それに比べると、楽しみとしては弱い。実物を写すので、耐えられる人は良いけれど、そうでない人には見るのが継続できないとか、面白くないとかの評価になりがちだ。
 逆に本当のことを見たい知りたい人はドキュメントものを見たくなる。

 前回、前々回に挙げた、ボヘミアンラプソディとエリッククラプトン12小節の人生はこれと同じだ。

 ボヘミアンラプソディは、エンタメ用の映画、クラプトンは本人、元妻パティの肉声ナレーション付きのドキュメンタリー。
 どちらも面白いのだろう。見るものの感覚で評価が異なる、というものだ。

 私は、作り物よりは真実を写しているほうが性に合っている。どうせ作るなら、SFとして全くの仮想空間で楽しんだ方が良い。または、リアルの再現としてのミニチュア造形(最近では精巧なCGモデル)で破壊の快感を追及した特撮映画を愛したい。

 クイーンは、1973年のファーストアルバムから私の音楽人生に連れ添ってきたバンド。
 今の手持ちのライブ動画は次の通り。

 1982年 クイーン オン ファイアー  特典で、1982年東京ライブ、1982年ストックホルムライブ、のほか、フレディーマーキュリーらのインタビュー付き。
 1986年 クイーン ライブ ウエンブリー
  ウエンブリーライブの、ライブ会場建設(!)から、ステージセッティング、開場、クイーンメンバー入場、演奏、などとドキュメンタリー方式で作られている。

 この一年後、フレディはエイズの告知を受け、1991年11月に死去していくわけだが、1982年のフレディのインタビューを見ていると、彼の人となりがわかり、非常に興味深い。

 1982年のホットスペース。1984年のザワークス、1985年のライブエイド。とバンドとしては上り調子であった時期。1984年には、フレディはジムハットンと付き合い始めている。

 そんな中でのウエンブリーライブだ。その経過を知って、このライブを見ると、見え方が、1986年当時とはかなり変わってくるのが不思議だ。巻き戻し効果だな。
 (1980年代後半は、このウエンブリーライブはLDで出ていたはず。それをバーボン居酒屋ボニーアンドクライドで見ていた気がする)

 フレディが亡くなって、1992年同じウエンブリーで追悼コンサート。
 1995年に、生前のトラックをリミックスした、メイドインヘブンが発売された。

 メイドインヘブンを聴き直したが、これがまた素晴らしい音質。
 従来の音声トラックを、バックを撮り直し、音声をリマスターしたようだ。抜けるような声が素晴らしいし、バックの演奏も秀逸。
 ただの焼き直しの再発売ではない。


 DVDより

 Queen On Fire 1982年 イングランド  ミルトン・キーンズのナショナルボウルで行われたホットスペースツアー

 
 オープニングの立ち姿。細い!           この股開きポーズは、この当時の定番。

同DVDのおまけ
 
 1982年西武球場ライブと、1982年ストックホルムのライブ   おまけもう一つ 2番目のフレディインタビューが貴重。

 
 おまけのフレディインタビュー クイーン結成10年としている。実際には、1971年なので、11年なのだろうけど問題なし。
 実際、1991年死去だから10年持たなかったというか、ほぼ10年活動したというか、、、難しい符号だ。
 
 このライブDVDは、2004年発売だから、このインタビューは、そういった物事を含めて編集されているのかもしれません。
 発売当時2004年のブライアンメイのインタビューなども入っています。やはり意味深です。


DVD クイーン ネブワースのウエンブリースタジアム ラストツアー 1986年
 
 前回ホットスペースツアーから4年。フレディは1984年頃からジムハットンと付き合い始めている。
 そんな中での体調不良。
 
DVD オープニングの雄姿
 
 ウエンブリースタジアムの玄関に城を建設してしまったり、ステージを鉄骨溶接で建設したり、とにかくやることがすごい。
 その模様はDVDに記録されています。 
 2枚目は、後半、ボヘミアンラプソディを歌うフレディ。

 コンサート終了時、フレディは赤いガウンを羽織り、王冠をかぶる。それをジョンディーコンに渡して本編は終了するのだが、、、

 特典映像のビデオクリップにいろいろな動画あり、その後の画もありました。
 王冠は、フレディがジョンに手渡しステージを去るのだが、ジョンは、その王冠を投げてしまうのでした。
  
 受け取った王冠をステージ後方に放り投げます。 別角度の画像。右端に流れている物体が王冠。

 なんという映像なのでしょう。舞台の小道具で、どうでもよいものなのでしょうか?もう終わりだから必要ないものだとして投げたのでしょうか?
 謎です。謎のままにしておきましょう。

 このDVDは2003年発売です。2005年2006年2011年いろいろなバージョンが発売されています。
 私のディスクは2004年ですので、2003年発売ものだと思われます。

 現在、ライブエイドのBDを発注中です。届きましたらまたレビューを書きましょう。

 フレディとクイーン。ステキなバンドでした。


〇20181122 エリッククラプトン 12小節の人生 BD

 早速BDが届きました。早いぞHMV!

 おやじ買いのクラプトン
 右下の青いケースがブルーレイ。
 
 エリッククラプトン 12小節の人生  BD  米盤 (日本語なし)
 2018公開  米 133分      総合 8   画質 1080i  7    音質 2ch LPCM    5.1ch  DTSHD  7

 2017年製作のドキュメント映画。
 特徴は、本人のナレーション(独白に近い)、生のプライベート映像、自分の両親のおそらくカラー8ミリ動画。自分の幼少期の写真(かわいい。なんとこれが1991年に亡くなった息子コナ―にそっくりの可愛さ。)
 彼の人生に不可欠な、パティボイドの生声(2017年の肉声)ナレーション。

 幼少期から、クリームの大成功。ジョージハリソンとの親交。ドラッグ、アルコールと深みにはまる。
 それでも、パティを好きだ、愛してる。君が欲しい。

 薬アルコールで音楽を作るムーブメントがある一方、親交の深かったジミヘンドリックスが、これもこの映画で明らかにされているが、薬物の過剰摂取で死んだこと。
 レイラを作って発表したけれど、その甲斐なくパティに振られ、おまけにジミも死んでしまった。

 1969年から1974年まで、エリッククラプトンは、薬物・アルコールで逃避する。

 1974年ジョージハリソンと離婚したパティがエリックの元に行くと、少し元気が出て音楽シーンに復活するも、アルコール、薬物をやめられず、せっかくパティと結婚したのに、アルコールを飲んでライブをやって、Enough Clapton? と新聞に揶揄される有様。

 ジョージハリソン、そのほかのリアルな動画と、エリックの写真、動画で真実に迫ります。(と言っても、監督の手腕によるもの。あくまで映画用の演出です)
 構成的には、起承転結くらいでしょうか?どこから何小節、という感じではありません。
 おおよそ 
 起 幼少期 クリーム
 承 クリームが流行って、交流関係が広がり、ジョージハリソン、ジミヘンドリックス、そのほか、ブルースアーティストとの交流
 転 レイラ パティ イボンヌ ロリデルサントとコナ― そして暗転
 結 さてどうやって締めるのか。その結末は!?
 という造りです。
 
 結のその後は、、、という感じで、2018年現在の妻と子供達がほんのちょっぴり登場。エリッククラプトンを現在の家族が支えている、という感じでエンディングです。(えーこれでいいの!?と思ってしまうのはちょっと意地悪ですかね?)

 わかってはいるものの、画像という圧倒的に説得力のあるもので見せつけられると、ついつい引き込まれます。
 薬物吸引の画像もあります。

 そここに入るパティのナレーションが生生しくて笑っちゃったり、納得したり、彼女の肉声がなかったらこの映画の面白さは半減でしょう。
 (若いときのパティ・ボイドの美しさは格別!かわいい!よく動画、写真で残っていたものです)

 1974年にエリックの元を訪れたパティボイドは、1979年に彼と結婚するまで、ドラッグ、アルコールを一緒にやりながらも、そこからエリックを引き出そうとして支えていたのに、エリックは、ますます酒、ドラッグにのめりこんだ、という画像に心を痛めます。
 回復の兆しが見えた1984年、エリックはイボンヌと浮気。女児を設けます
 1986年ロリデルサントと浮気、コナ―を設けます。
 そんなこんなの中、1989年エリックとパティは離婚。なんともかわいそうな皆さん。ここで幸せな人は誰?

 そんな画像も、エリックのナレーション付きで淡々と進行します。
 運命の1991年。
 これが「転」です。

 さあ、エリッククラプトンの人生はどうなっていくのでしょうか!?と「結」に向かいます。

 エリッククラプトン
 ある意味、ダメ人間、ある意味、すべての男性の具現。
 それをブルースに乗せて生きてきた!という映画です。ライフ イン ブルースと題したほうが良いのかも、と見終わって思いました。

 ティアーズインヘブンを、女々しいと評しましたが、この映画を見ると、少しニュアンスが変わってきます。
 事故は事故、彼のせいではありません。
 
 パティ(=レイラ)もコナ―も、エリックは音楽でしか表現できなかった!ということを、良いことも悪いこともすべて映像で見せ、自分でナレーションを入れて作ったのがこの映画です。
 監督すごい、と思います。 監督 LILI FINI ZANUCK

 前回の私のクラプトン年表画像を見ながら、この映画を反芻するとよりわかりやすいです。




他 今回届いたメディア

 クリーム、ヤードバース、クラプトンのCD。ブラインドフェイスのLP。

  


詳細は、後日掲載します。
 
 ヤードバーズのクラプトン時代のものは、投機がかって高価なのでパス。今回のものは、ジミーペイジが注目されているディスクが2枚。収録曲にクラプトンのモノが混じっているというディスクです。

 HMV,アマゾンで、こういった人気アイテムを高価設定で置いておくのは、誰かが間違って買ってしまうのを待つ商法なのでしょう。
 こちらは、高価なものは触らない。中古で十分!の気概を持って接します。
 程度が良ければ、中古でOKでしょう。

 幸い、現在は中古CDは値段が落ちている時期なので良いのですが、LPは最近復活してきて、値段がそこそこ高い。
 LPは、中古だと危険度が高くなりますので手をつけられません。
 仕方がないときは(それしかない、それが良い時)は、新品LPを買います。今回のジャケ買いのように。

 SACDとか、SHMCDなど高音質のものがあればそちらも良いです。中には、リマスターのバージョンが3つもあったり、DVDはリージョンコードで再生できない地域がある、BDはリージョンフリーのものが多いなどなど、注意してみないといけないメディアもあります。

 いずれにせよ、昔(50年前)、財力も、関心もなかった楽曲、アーチストに、「巻き戻し」で会いに行くときには、それなりの投資が必要になります。

 で、現在は、結構な確率で良品で入手できます。よい時代になったものです。


〇20181118   エリッククラプトン

 フレディーマーキュリーに焦点が当てられている昨今。
 ギタリストのエリッククラプトンの映画も登場しました。
 調べてみると、2018年11月23日公開なのですが、BDがすでに出ているようです。

 映画のポスター 
 
 BDのジャケット
 2018年6月に発売されていたようです。
 おそらく映画と同じもの。
 クラブトンのプライベート画像を含む半生記のような映画みたいですね。
 
 さて、クラプトンといえば、様々なことが起きたギタリストであります。
 アルコール、ドラッグ、セックス、ブルース。

 1945年3月30日生まれ。

 1960年代からブルースを演奏し始めて、様々なメンバーとグループを作り楽曲を演奏。
 
 その時代を少しさかのぼってみましょう。

 ヤードバーズ 1962-1968 1992−

 1964年 クラプトンが在籍していた時のヤードバーズ1stアルバム。
 クラプトンが在籍していたのは1963年ー1965年 ちなみに1965-1966年ジェフベック、1966-1968年ジミーペイジが在籍していました。
 ロックの黎明期のバンドでした。
 1963年クラプトン18歳

 クリーム 1966-1968   1966年は21歳。

 1968年11月25−26日のさよならコンサートを収録したDVD。この日の前座は結成したばかりのyes、テイスト。
 dr ジンジャーベイカー、bass vo ジャックブルース の強力ユニット。
 
 ブラインドフェイス 1969

 デレクアンドドミノス 1970-1971            ジミ・ヘンドリックス 1942.11.27−1970.9.18 (27歳)

 ジミ・ヘンドリックスの死などがあり、クラプトンはドラッグにのめりこんで演奏活動から遠ざかる。
 1970 レイラ

 レイラの元になったジョージハリソンの元妻パティ・ボイド 1944..3.17生まれ。

  1966年に結婚  夫婦の二人 ジョージハリソンは、1960年代末ころリンゴスターの妻と不倫したりして関係が冷めて行った。
ボイドは、1973年ロンウッドと浮気。これがジョージハリソンとの破局の原因と言われる。この時はウッドの妻がハリソンと浮気していたのではないか、と言い張ったそうだが、ハリソンはそれを否定している。

1974年離婚

クラプトンは1970年代初頭、パティに振られたのが原因でヘロイン中毒になり3年間放浪した。

   

クラプトンとボイドは1979年結婚。




 パティは、クラプトンと結婚する前の方が可愛く見える。(余計なお世話か)


クラプトン 1984年イボンヌケリーと1年関係 娘ルースが1985年に生まれる。

 娘ルースと。


1986年ロリデルサントとの間にコナ―が生まれる。






1989年パティとエリックは離婚。ロリデルサントとの浮気が原因と言われる。パティは体外受精などの妊娠活動を行ったが妊娠することはなかった。

1991年 息子コナ―が事故死。
1992年 天国の涙を発表
MTVアンプラグドライブ





2002年 メリア・メッケナリーと結婚。



2005年2月1日  女の子誕生  クラプトン59歳


 メアリの間に子供が3人。
 

 それぞれの時代に、アルコール、ドラッグ、恋愛(セックス)、そして愛する家族がありました。
 


〇20181116   ボヘンミアンラプソディという映画が公開中

QUEEN 

 映画紹介のTV番組をみて、Queen というバンドを改めて聞いてみたいと思い起こし、ライブラリィを見直しました。

 すると、、、
 LP、CD、DVD-A、DVD、WOWOW録画、BDなどなど結構あります。
 その中で、よく見てなかったBDをまず手に取り再生してみました。1974年のライブですが、良いリマスターを経てかなり鮮明な画像、音声です。
 これは面白い、と他の作品も少し聞いてみました。


 クイーンのおさらい。
 結成 1971年 活動は1970年から行っていたが、フレディが加入し、メンバーが固定、フレディが提案したクイーンというバンド名になった1971年を活動開始年としている。
 
 メンバー 
 Freddie Mercury 1946年9月5日 − 1991年11月24日 ボーカル、キーボード、時にギター
 Brian May     1947年7月19日 ギター
 Roger Taylor   1949年7月26日 ドラムス
 John Deacon   1951年8月19日 ベース   1997年クイーン脱退



主なアルバム、トピック、活動、ライブ、ライブ・ベスト盤

 初アルバム 1973年 輝ける七つの海 (邦題 戦慄の女王)
 セカンドアルバム 1974年 クイーンU
 サードアルバム 1974年 シアーハートアタック (訳すと、心臓発作)
 4thアルバム  1975年 オペラ座の夜 (at night the opera そのまま訳)
 以下
 1976年 A Day at the Praces 華麗なるレース 
 1977年 News of the world 世界に捧ぐ
 1978年 Jazz  ジャズ
 1979年 Live Killers
 1980年 The Game ザ・ゲーム

 1980年 (flash gordon)     サントラ        1980年―1985年のライブエイドまで各ソロ活動が多くなり解散の危機。
 1981年 Greatest Hits 
 1981年 Greatest Hits 2

 1982年 Hot Space ホットスペース
 1984年 The Works                     1984年ころ フレディがジム・ハットンとつきあい始める。(ハットンは2010.1.1エイズにより死去) 

 1985年 ライブ エイド 6曲演奏は他の出演アーティスト中最多。このライブにより再結束の機運が高まった。

 1986年 A Kind of magic
 1986年 Live Magic
 1986年 ウエンブリー、ネブワースパークでのライブ公演(いわゆるマジックツアー)は大成功したが、フレディの体調が悪化して、以降フレディが参加するライブはなし。

                                  1987年ころ フレディのエイズ感染が確認されたとジムハットンが後日認めている。
 1989年 The Miracle

 1991年5月 クイーンとしてミュージックビデオ撮影 フレディの痩せた姿が写っている。
 1991年 Innuendo                     1991年11月23日 フレディが公式にエイズ感染を発表する。

 1991年11月24日 フレディ・マーキュリー エイズによる気管支肺炎にて死去。45歳

 1992年4月2日 ロンドンのウエンブリー・スタジアムにて、クイーンメンバーによりフレディ追悼ライブ
 1992年 Live at Wenbley 1986
 1995年 Made in Heaven フレディ生前の未発表トラックを使用したニューアルバム


 1999年 Greatest Hits 3
 2004年 Jewels (ベスト盤日本のみ)
 2004年 Queen on Fire Live at the Bowl1982
 2005年 Jewls 2 (ベスト盤 日本のみ)
 2009年 Absolute Greatest (ベスト盤)
 2014年 Live at the Rainbow 1974
 2014年 Queen Forever (ベスト盤)

 すべての作品を掲載していません。 邦題あるものは記載。英語をカタカナにしただけのものは省略しました。

 フレディ・マーキュリー

 1946年 東アフリカ ザンジバルに生まれる。インド人の父母の元、インド国籍。のちにイングランドに移住。
 1970年 クイーンの前身Smileに加入。
 1971年 フレディ自身が提案したQueenというバンド名で活動開始。

 1991年の最後を看取ったジム・ハットン。

 現在では、ブライアンメイとロジャーテイラーがいればクイーンを名乗って良いことになっているらしい。この基本の2人にいろいろなアーティストが参加してユニットを形成して活動を継続している現在です。



・1974年ライブを見た後、私のクイーンの原体験となったLPを聴く。

 オペラ座の夜はDVD-Aもある。

 まずはオペラ座の夜 LP。
 ビニールのジャケット袋は水色。これは、いわき平のレコード店天地堂のオリジナル。

 現在のシステムで聴くオペラ座の夜は、全然古めかしくありません。かえって、新鮮に聞こえます。
 コーラスはリバーブで重なりますが分離してきっちり聞こえます。
 混濁はなし。
 こんなミキシングしていたんだ、とか、楽器の演奏法、アレンジなどが聞き取れて楽しい。


 DVD-Aは、SACDより音がかちっとしていてロック系には特に合います。(しかし、終わったフォーマット)
 今DVD−Aを聴くと、さらに面白い。ブライアンメイのギターが自在にRR(リア右)、RL(リア左)、FR(フロント右)などに定位します。
 フレディが多彩な楽器を駆使して演奏しているも楽しい。

 コーラスがきちっと決まっていて、これはすごい才能だ!とわかります。

 DVD-Aを開いてみた。
 
 でも、マルチチャンネルのDVD-Aより、これだけ高解像度のLPであれば、2chでも十分に楽しめました。これはおどろきでした。
 スペック的には圧倒的にDVD-Aの方が上なのです。
 ということは、現在のアナログレコードの再生系のシステムがそれ相応に高度化しているということでしょうか。

 1982年発表のホットスペースLP

 ライナーノートを見てみると、ホットスペース作品自体は1982年なんですが、記事は1987年と明記してあります。
 このディスクは後年入手したものなので、再プレスのモノなのでしょうか?
 上記の年表を見ると、ライブエイドで評価が改めて高まったクイーンに対して、便乗して再発したとみるべきでしょうか。

 ホットスペースのライナーノーツ巻末に記載してあるディスコグラフィー。
 1986年のライブマジックまで載っていることから、このLPは1986年以降製なのでしょう。
 元LPはレンタル品をカセットにダビングして聴いていたので、1982年の学生時代の出来事とリンクして鮮明に覚えています。

・手持のLP群  ほとんどが1990年代から2000年代ハードオフ等の中古ショップにて入手したもの。
 私がオンタイムで買ったのは上記のオペラ座の夜のみなのでした。
 この中から1を。
 現在のシステムで聴くと驚きの展開に。

 昔のシステムだと、このクイーン1は、中域がカーカーコーコーといきり立って、ハイエンド、ローエンドがカットされてひどい録音に聞こえていました。
 ボーカルは真ん中に固まって聞こえ、いわゆるお団子状態。

 それが、現在のシステムだと、それほど悪くない。逆に味のあるアレンジだと判明。
 音の重ね方がアナログっぽいのもわかります。
 聴きこんでいくと、これは面白い録音だということがわかってきました。40年たって初めてクイーン1を評価できたって感じです。
 
クイーン1のCD
 CDもありました。
 ところがこのCD。リマスターを謳っているものの、音が整いすぎて面白くない。
 確かに音はきれいです。ひずみも少なく聞こえます。周波数レンジも広い。低域楽器群の音像、定位もわかりやすい。
 それが音楽として聴くと、なんともつまらないのです。
 で、改めてLPを聴くとやはりLPの方が良い。不思議なものです。

 では現在のアナログLP再生系と、CD系の再生システムで音の良い悪いがあるのだろうか、という疑念がわいてきました。

 今回入手した、ジョンレノンのイマジン リマスターLPと、リマスターCDのセット(2018)。
 
 1971年発表のイマジンをリマスタリング

 LPは、ジョンの少し苦し気で切ない声が、若々しく再生され、瑞々しいと言ってよい自然さをもってイマジンを歌います。
 大したことは歌ってないのですが、心にしみてきます。
 
 想像してご覧 
 国境なんてない。
 〜

 また、B面では、ヨーコ愛してるって歌が恥ずかしげなく歌われます。
 ジョンだからこそできる芸当。ヨーコを愛してる、とっても大切な人なんだ、ってあの声で飄々と歌う。ちょっとやそっとではまねできません。

 とても素晴らしい録音です。
 CDは聴きませんでした。

 おそらく、リマスター後のCDにするときのさじ加減がクイーンは違っていたのだと思います。(後で時間があったら確認します。)
 
 
 でも、これらって昔の録音ものだよな、最新の録音のLPはどうなんだろう。

 と

纐纈歩美 2018年アクアレール なんと本人直筆サイン入りのLP

 最新録音のジャズアルバム。
 福島市のジャズ喫茶ミンガスマスター松浦さん大好きなサックス奏者です。(美人大好き!)

 で、音は、、、
 気持ち良い〜。
 最新録音でも、気持ち良い再生音。
 女性のサックスということもあり、ブルージーよりより軽快なさわやかな風といった演奏。

 でも、このLPは製法がかなり違っているようだ。

 この製法で音が生々しいのかもしれません。

 
 良い録音は良い音で再生できるシステムと確認できました。    


〇20181107   SC-LX901  の???動作

 先日ファームウエアのアップデートを行ったが、たぶんその時おかしくなったと思われる変な動作がSC-LX901に起きた。
 ある入力ポジションでボリュームコントロールができなくなっていたのだ。

 インジケータ部には、

 SONOS PRESET

 と表示されうんともすんとも動かない。
 電源ボタンを長押しリセットを試みたが何も変わらず。取説を見たが、SONOSという言葉がWEB取説でヒットしない。

 ほかのポジションではボリュームは動く。その動かしたボリュームの値でその入力が固定されてしまうようだ。

 これでは、使えない。
 アップデートがどのような影響、動作になっているのか不明なので打つ手がなくなった、、、
 に思えたとき、ネット検索でSONOSがヒットした。オンキヨーの製品のモノだった。

 そういえば、パイオニアはオンキヨーと合体して、パイオニオンキヨーだった。
 検索した先に、SONOSの使い方、設定の仕方が書いてあった。ふむふむ、リモコンのキー配列まで同じじゃねーか。
 ということは、このオンキヨー取説の通りに設定すればよいのではないか!?



 早速、LX901をいじってみる。いつの間にか、設定の項目にSONOSの項ができていた。前からあったかもしれないが使わない機能だったので記憶にない。
 オンキヨーの取説で、設定をいじって、OFFにした。
 設定完了。

 ボリュームが元通り動くようになった。めでたしめでたし。

 オンキヨーのSONOSは、最近アップデートで追加になったようだ。ということは、パイオニアのLX901も同様だったのかもしれない。いずれにせよお騒がせなアップデートであった。


〇20181106   2001
 UHDBDの2001年がアメリカから届きました。
 日本版は余計なディスクがついて高いので、買いたくないのです。
 
 本品は、22ドルくらい送料入れても27ドルくらい。1ドル117円としても3160円くらい。
 日本では定価で7549円、アマゾン日本で売価5481円。 おまけに日本版発売日は11月21日です。


  

 3Dとか、ムービーネックスとか、デジタル配信とか全く不要なのだ。その辺を日本の販社は全く分かっていない。
 たとえ日本語字幕なくっても、無問題。
 ずっと見てきた映画なので、英語字幕で十分。見て聞いて感じればOK。脳内で日本語に翻訳するから映画に集中できなくなるのです。

 9月20日にアマゾンUSに発注して、11月6日に到着。到着した日が、アマゾンUSのサイトで、きちんと「いつ届きました」と表示される商品管理をしていて安心です
 早く中身を確認してみたい。


〇20181031  閉店

 福島市のオーディオショップに張り紙が。

 
 私のホームページ上でしばしば登場していたオーディオかもんにこの張り紙が。

 他の情報ソースでは、2018年10月中に張り紙がしてあったとのこと。
 閉店。
 CLOSED.
 ということ。

 福島市のオーディオショップは、のだや、のみになってしまった。あと、渡利にムジカというお店もあるのと、大手家電量販店がありますが、、、
 
 1980年代初頭頃、オーディオ東邦という店舗から独立した掃部さんが現在の店舗の向かって右側階段を上って2階に、オーディオかもんを開店しました。
 オーディオ東邦からは、コルニエツタヤの地下にあったサウンドシティの清野さんが同じく独立して店を開いていました(おそらく1980年?〜1990年代)。オーディオ東邦は、粉又になったと思われますが、知っている方がいたら教えてください。粉又は、県庁前通り店、エンドーチェン店、駅前店、など多店舗展開しましたが、その後電撃倉庫になり、県庁前通り店を閉めて西道路店に移転、その後解体したと思います。
 1979年から福島市に来た私なので、それ以前のお店の動向はわからないのでした。

 オーディオかもんは、その後、2階店舗から、おそらく1990年代に一階の現在の店舗に改装移転。
 掃部さんは1990年代末頃、開業して20年たって、ようやく思うような商品が売れるようになってきた。うち(かもん)が発展してきたのは、のだやと並んでいたからだ、毛色の違う店舗が並んで立っていることによって良い意味での相乗効果があったのだろう、とも言っていました。
 その掃部さんが亡くなって20年。つまり後を受け継いだKK氏が社長になって20年。この張り紙。オーディオかもんは40年の歴史に終止符を打ったわけです。


〇20181021  ハイレゾ再生計画

e-onkyoの無料サンプルは次の通り

ノルウェー「2L」の2012年の作品「SOUVENIR part II」より

チャイコフスキー: SOUVENIR de Florence op. 70: I. Allegro con spirito(弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」第1楽章)/トロンハイムソロイスツ  11分13秒

WAV 96kHz/24bit、WAV 192kHz/24bit、flac 96kHz/24bit、flac 192kHz/24bit、DSF 2.8MHz/1bit、DSF 5.6MHz/1bit、5.1ch WAV 96kHz/24bit、5.1ch WAV 192kHz/24bit、5.1ch flac 96kHz/24bit、5.1ch flac 192kHz/24bit、5.1ch Dolby HD 96kHz/24bit、5.1ch Dolby HD 192kHz/24bit、MQA Studio 352.8kHz/24bit

 ハイレゾ初心者には、WAV、FLAC、DSFの意味、変調復調方式、音の傾向などさっぱりですが、これを機会に勉強です。

 e-onkyoの説明より
ハイレゾ音源の種類、およびCDクオリティとの比較

種類 サンプリング
周波数
量子化
ビット数
1秒間における
1chあたりの情報量
CDとの
データ容量差
PCM(CD音質) 44.1kHz 16bit 705.6Kbps 1.0倍
PCM(ハイレゾ) 96kHz 24bit 2304Kbps 3.3倍
PCM(ハイレゾ) 192kHz 24bit 4608Kbps 6.5倍
DSD64(SACD音質) 2.8224MHz 1bit 2822.4Kbps 4.0倍
DSD128 5.6448MHz 1bit 5644.8Kbps 8.0倍

 ハイレゾリューションとは、基準がCD音質で、それを上回る音質のフォーマットのことをハイレゾ、というらしい。
 以前から考えていたことですが、今のハイレゾは、固定素子ポータブル機器にヘッドフォン、というアプローチがあり、それを私としては受け入れられなかった。
 ところが会津坂下のIkシアターで、ハイレゾマルチDAC NADACを使った、Ikシアター、フルウイルソン、フルジェフローランドのマルチシステムで聴くマルチサウンドは、これまでのエイドスリファレンス(超ド級ユニバーサルプレーヤー)がぶっ飛んでしまう音楽性でした。
 
 ヘッドフォンではとても味わえないハイレゾの高みは、こうしたシステムで真価を発揮するわけです。
 ハイレゾマルチサウンドを、わがAVルームで実現できないか?実現するためにはどうしたらよいか、というのを実証していくのが、このハイレゾ計画です。

 さて、e-onkyoにアクセスし、試聴するのに適したファイルをダウンロードしました。
 ダウンロードした上記ファイルを、32GB USB3.0のUSBメモリーにコピー。(ちなみに、PCはレノボデスクトップ、WIN10 、core i-5、SSD+HDDの2018年マシンです。)
 USBメモリを、LX901とLX88にそれぞれ差して画面でモニターしながら再生します。
 再生システムは、別項システムを参照ください。

 再生コンポによって、再生できるフォーマットがあることがわかりました。

  内容  サイズ(MB) SC-LX901   音の好き嫌い  BDP-LX88 音の好き嫌い   備考
 WAV 96kHz/24bit  370  〇  〇  〇  〇  
 WAV 192kHz/24bit  740  〇  〇  〇  〇  
 flac 96kHz/24bit  207  〇  〇  〇  〇  
 flac 192kHz/24bit  410  〇  ◎  〇  ◎  音に厚みがある。
 DSF 2.8MHz/1bit  454  ×  −  〇  ◎  SACD音質 繊細
 DSF 5.6MHz/1bit  907  ×  −  ×  −  
 5.1ch WAV 96kHz/24bit  1111  ×  −  〇  〇 音がばらばらに聴こえる。
 5.1ch WAV 192kHz/24bit  2221  ×  −  〇  ◎  7に比べ良くなる
 9  5.1ch flac 96kHz/24bit  523  ×  −  〇  〇  良い。
 10  5.1ch flac 192kHz/24bit  1050  ×  −  〇  ☆  気持ち良い。
 11  5.1ch Dolby HD 96kHz/24bit  712  〇  〇  ×  −  
 12  5.1ch Dolby HD 192kHz/24bit  1157  〇  ◎  ×  −  
 13  MQA Studio 352.8kHz/24bit  124  〇  △  〇  △  FLAC44.1khz/24bitの表示になる。
音は、薄く、遠くなる。
 音の好き嫌い
 − 評価不能
 △ 良くない
 〇 普通
 ◎ 良い 
 ☆ とても良い

 今回は、5.1ch flac 192khz/24bitが最も好ましい音質傾向となりました。

 MQAのように、データサイズが小さくなると音が悪くなります。

 フォーマット毎の音質傾向。

 WAVは、どちらかというとPCMマルチ風。昔でいうと、DVD-A系の音。
 FLACは、DSD系の繊細な音です。
 これらは、あくまでパイオニアのBDP-LX88とSC-LX901の組み合わせでの音質傾向です。DACが変われば音質傾向も変わる可能性があります。


〇20181017  マイAVルームでハイレゾ固体素子再生計画

 会津坂下のIKシアターでは、すでに導入済みのハイレゾ、マルチDAC、PCHDDシステム。
 氏のシアターには、ディスクメディア(CD,SACD,DVD,DVD-Aなど)はほぼない。すべてストレージ化されてしまった。

 中心はNADAC(マルチチャンネルDAC)。ハイレゾの5.1chを存分に再生できるのだ。これで、150万(追加電源除く)ほど。ユニバーサルプレーヤーに金をかけるのが馬鹿らしくなった、と氏が言うのには理由があった。(後述)

 私のAVルームでAVアンプSC-LX901、BDプレーヤーBDP-LX88がハイレゾを再生できそうなUSB端子を備えている、という情報をIk氏から得ていました。

 今回は、まず、ハイレゾファイルをUSBメモリーに入れて、ハイレゾファイルを再生できるのか、マルチチャンネルでできるのか、ということを検証することにしました。
 そのあとで、ハイレゾ復調に必要なNADAC導入の要否を確認する。

 果たして、ハイレゾは音が良いのか。
 果たして、LX901、LX88でハイレゾ再生ができるのか。
 
 Hiviに紹介してあったハイレゾ入門を採用しました。
 e-onkyoに接続、無料試聴ハイレゾファイルで確認する。
 
  ハイレゾファイル群

 さてどのように再生できたでしょうか?


〇20181010  AVレヴュー

 ランペイジ     BD    総合 9   画質 9   音質  9
 

  すべてCGなのだが、よくこなれていて息苦しさがゼロ。逆に、CGの生物のほうがいきいきと見えてくるほどの出来栄え。
 この映画を見ていると、円谷プロの特撮怪獣を想起してしまいました。
 特に、ウルトラQ、ウルトラマンあたりの怪獣です。
 狼、ワニは、原形を多少残しますが進化巨大化して、怪獣になってしまいます。ゴリラは、手話ができるほどユーモアと知性を持っている獣。
 ドゥエインジョンソンがジュマンジあたりから乗りに乗って演技しています。本当の怪獣は実は彼だったりして、、、



 バレリアン     BD    総合 10   画質 10  音質 10 
            近々UHDBD盤が届きます。おそらく評価はこれと同じかそれ以上ですが、満点なので以上はありません。評価水準を変更しないとまずいですね。


 アベンジャーズを見て、げんなり、げっそりしていたところに一服の清涼剤のように登場した映画です。
 主人公ディン・デハーン、ヒロインにカーラ・デルビーニュ。どこかで見たような、でもフレッシュな二人。
 元気にはじけ飛んでいます。
 冒頭息苦しいCG世界を構築したと見せかけて、実は、それは主人公に対する精神メッセージ「夢」でありました。
 こちらもすべてCGで構築されている世界なのですが、夢のシーンは圧縮要素を入れて息苦しく、現実世界は伸びやかな息苦しさが全くない造形をしています。
 世界観、話の進み方が、フィフスエレメントみたいだな〜、と思ってエンドロールで確認したら、なんと同じ監督。リュックベッソンでした。
 
 で、4KUHDのフィフスエレメントも改めて見直しました。4KUHDのフィフスエレメント、すごい作りです。若いブルースウイリスとミラジョボビッチ。狂気のゲイリーオールドマンに、小うるさいクリスタッカー。みんな見事なはまり役。

 THE FIFTH ELEMENT    UHDBD    総合  10   画質  10    音質  10

 4KUHD BD the fifth element
 これは、UHDBDでぜひご覧ください!



 アベンジャーズ インフィニティウオー   BD     総合  7   画質  8    音質   8


 なんかもう好きにして、という感じの映画。ヒーローてんこ盛りで、それぞれの世界観がごっちゃになって進む、マスターベーション的映画。
 続編ありきで進んでくる映画のつくりに開いた口がふさがらない。

 あれほど手ごわかった登場人物がいとも簡単に死んでいく。なんだかな〜、好きにして。ということで総合7点。



 メイズランナー  最期の迷宮    BD     総合 7   画質  8   音質  8


 最期にしてください。という感じの第3作。
 ミラジョボビッチが出てきそうなバイオハザード風ゾンビ世界。迷宮もの設定がいつの間にかゾンビものに変わってきてしまいました。
  


〇20180907 back to 1967

 1967年は私が小学校に上がった年です。

 私の祖母が、2歳上の兄を連れていわき平の映画館に、怪獣、特撮映画に連れて行ってくれていたおかげで、私はすっかり怪獣人生に踏み込んでしまいました。
 おそらく1962年2歳のころからだと思います。

 時は、宇宙開発競争時代。東西冷戦が宇宙に波及していたころ、宇宙・ロケット・タイムマシン・巨大生物、そして怪獣を扱った小説、映画が盛んに作られるようになりました。
 1951年朝鮮戦争とサンフランシスコ条約で日本が国際社会に返り咲きました。
 1950年代には、様々なSF映画が作られました。
 日本では、1954年ビキニ環礁水爆実験第五福竜丸事件を受けて、「ゴジラ」が作られました。日本が独り立ちしていく象徴のような映画です。
 


 1964年に東京オリンピック開催。日本の高度成長の先駆けでした。
 1966年、TVサンダーバード。
 日本ではTVで、怪奇大作戦、ウルトラマン、マグマ大使、怪獣ブースカ。
 実はアニメのほうがSF化は早く、1964年ビッグX。1965年には、ワンダー3、スーパージェッター、遊星少年パピー、宇宙エース、宇宙少年ソラン、などなど。このころは、ほんとに世の中がSF、宇宙を向いていました。

 さて、映画に話を戻すと、東宝では1961年モスラ。1962年キングコング対ゴジラ、妖星ゴラス。1963年マタンゴ。1964年宇宙大怪獣ドゴラ、モスラ対ゴジラ、海底軍艦、三大怪獣 地球最大の決戦。1965年怪獣大戦争、フランケンシュタイン対地底怪獣。大映大怪獣ガメラ。1966年フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ、ゴジラエビラモスラ南海の大決闘。大映ガメラ対バルゴン。大映 大魔神、大魔神怒る、大魔神の逆襲。と怪獣特撮映画大流行りでした。東映では、黄金バット映画版、併映怪竜大決戦。アメリカではミクロの決死圏が作られました。

 1967年 
 東宝 キングコングの逆襲 7月22日公開  浜美枝。マッドサイエンティストに天本英世。メカニコングというメカが、怪獣王キングコングと戦います。



 怪獣島の決戦 ゴジラの息子 監督 福田純。 前田美波里登場。
 とうとうゴジラに人間性=親性を付与したゴジラ映画が作られます。



 この映画のメッセージとはいったい何だったのでしょうか。いま改めて見直すといろいろなことがわかってきます。
 カマキラス、クモンガの造形はすごく素晴らしい。気象コントロール企画はすごく科学的。ただ、一つの島のみに限定されるのはご愛敬。
 構成要素はすごく出来が良いのに、ゴジラに父性、母性を与えるのにどのような意味があるのか。
 
 ゴジラの息子の前に、キングコングの逆襲というメカ、お大人向けの映画を作っているのに、このゴジラは何なのだろう。

 同年他社では、
 松竹 宇宙大怪獣ギララ
 日活 大巨獣ガッパ
 大映 ガメラ対ギャオス
 
 英国では、サンダーバード劇場版
 アメリカで、バーバレラ  
 007は二度死ぬ  6月17日公開 東京オリンピック後の東京、他日本が舞台  浜美枝ボンドガール

 日本テレビでは、ウルトラセブン キャプテンウルトラ
 仮面の忍者赤影
 怪獣王子

 まさに、SF怪獣特撮作品が百花繚乱の様相を呈していました。

 で、ゴジラの息子です。人類、日本に対する巨大な力、対抗することのできない力の象徴としてゴジラは誕生し、数々の相手と戦ってきました。
 この作品は、ゴジラ映画の分岐点となり、違う歴史、時間軸に流れていった作品とみることにします。
 そういう世界もあるのだ、と。
 だから、何をやっても自由です。ごろごろしていて、たまにミニゴジラに教育する。たまにカマキラスとかクモンガと戦う。巨悪とか、仇敵とか、絶対悪とか関係ない。
 小さな島にこもってマイホームパパを演じるゴジラ。そういう世界もある時間軸だ、と考えるようにします。
 これ以降の人類の味方、子供の味方、という時間軸作品群はある程度続きました。
 
 公害という悪と戦う自然の絶対存在であるゴジラの登場は1971年。4年後の話です。
 1967年、結構面白い年であったのですね。


〇20180807   レディ プレイヤー ワン  

レディプレーヤーワン 外盤   4KHDR ウルトラHDBD  ドルビーアトモス、DTSHD

  総合 10    画質  10   音質 9 

 
 今風に言えば、プレーヤー1、行くぞ!ってなタイトルなのだが、、、

 準備!プレーヤー1という題名でした。女性のプレイヤー1だと思っていました。

 AMAZONにて、アマゾンプレミアムのセットは、4枚組おまけつきで約1万2千円。8月22日発売。
 輸入盤は、5980円(8月2日で。8月7日では6980円になってました。)

 私は、4KHDR UBDディスクのみあればよいので、普通のBDもいらない。
 それで輸入盤にしたのですが、ケースの裏面はスペイン語がメインぽいです。

 英語でドルビーアトモス、DTSHD。日本語字幕付きなので何の問題もありません。

 内容は、面白い!
 スピルバーグは、こういう少し肩の力を抜いた、エンタメ作品のほうが面白い!
 番宣で、日本人が出ているということをやっていたので、それも楽しみに!
 とにかく、過去のSF・特撮・怪獣作品とビデオゲームに尊敬の念をもって造りこまれた名作です。
 ネタバレになりますので、気になる人はここから見ないでください。

 最終盤、なんとメカゴジラが登場(それもラスボスキャラ)、それと戦うのが、アイアンジャイアント!と、「俺はガンダムで行く!」と例の日本人がクールに参戦。さすがにメカゴジラは強く、ガンダムで圧倒、というわけにはいきません。ここら辺のさじ加減がスピルバーグ。
 ガンダムはニュータイプが乗って初めて真価を発揮するMSですので、仕方がないといえば仕方がないです。ここらのメカの使い方がすごく上手です。メカゴジラのフィンガーミサイルの発射ぶりは涙が出てきちゃいます。

 うちの子供たちや、娘のだんな様辺りは泣いて喜ぶ作りです。

 ぜひ、4KHDR UBDでご覧ください!  


〇201808  AVソフト 4K HDR ULTRAHD BD
 最近購入するAVソフトは、4KHDRウルトラHD BDばかりです。
 今回は、、、
 ジュマンジ 旧作、新作。ジェラシックパーク。リメンバーミー。

 リメンバーミーは、メキシコの死者の日の出来事のアニメですが、見ていると、これは日本のお盆と同じ、と気が付きます。
 不覚にも、自分の母の死と重なり、泣いてしまいました。
 画像は素晴らしい出来。
 CGも4K、HDR、カラープロファイルの枠でかなりその再生画質が極まっています。
 従来、死者の国は、白黒のイメージでした。
 今回のリメンバー〜では、紫基調で、鮮やかな色が踊ります。細かい光の輝きが散らばります。さらに奥行きも。
 音声もかなりの包囲感のあるサラウンド音場。ギターとオリジナルアテレコ音声(外国人声優さんがそのまま歌っているようです)が素晴らしい。
 3DCG実写版と言われる映画より、アニメの造形でありますが、見ていると生き生きして本当に生きているかのように見えてくる作りこみが素晴らしいです。下手な3DCGの実写映画よりは各段に素晴らしいものです。

 ジュマンジ、ジェラシックパークは後程! 


〇20180702  中島みゆき リマスターHQCD 

 中島みゆきのリマスターハイクオリティCD=HQCDが2018年3月7日から発売されていました。

 もともとがポニーキャニオンからの発売で、同時期のCBSソニーの松田聖子などとは一線を画す良好な音質でした。
 ヤマハ主催のポプコン出身の中島みゆき。1976年4月25日に私の声が聞こえますか、で衝撃デビュー。アザミ嬢のララバイが深夜放送で大ヒット。

 そのころの小遣いは、ハードロックものに集中していたので、こちらのLPは買えず、友人からLPを借りてのカセット録音か、運よくFMで流れれば、エアチェックして、こちらもカセットテープでの聴取がメインでした。

 ほとんどすべてのタイトルを保持していたものですが、カセットライブラリだったので、今では、1990年以降LPで買ったものや、CD発売期以降のCDがぽつぽつあるというものでした。

 今回、1976年デビューアルバムから1990年夜を往けまでの18作を、LAのトムベイカーによりリマスタリング。高音質HQCD仕様で発売となりました。
 中島みゆきの音楽プロデューサー瀬尾一三氏の監修のもと、2010年から4年かけて1枚づつ丁寧にリマスタリングしたそうです。

中島みゆきディスコグラフィ
タイトル 発売 メディア 再発売 所有 主な曲
1 私の声が聞こえますか? 19760425 HQCD 20180307 アザミ嬢のララバイ、時代
2 みんな去ってしまった 19761025 HQCD 雨が空を捨てる日は、忘れられるものならば
3 あ・り・が・と・う 19770625 HQCD 店の名はライフ、女なんてものに、ホームにて
4 愛していると云ってくれ 19780410 HQCD LP
5 親愛なる者へ 19790321 HQCD LP 裸足で走れ、タクシードライバー、信じ難いもの、根雪、狼になりたい、など名曲ぞろい
6 おかえりなさい 19791121 HQCD
7 生きていてもいいですか 19800405 HQCD LP
8 臨月 19810305 HQCD ひとり上手
9 寒水魚 19820304 HQCD 20180404 悪女、傾斜、時刻表、砂の船、など名曲ばかり
10 予感 19830305 HQCD ファイト!
11 はじめまして 19841024 HQCD
12 御色なおし 19850417 HQCD かもめはかもめ
13 Miss.M 19851107 HQCD 20180502 あしたバーボンハウスで
14 36.5℃ 19861121 HQCD
15 中島みゆき 19880316 HQCD
16 グッバイガール 19881116 HQCD CD
17 回帰熱 19891115 HQCD
18 夜を往け 19900613 HQCD CD

 LP、CDですでに持っているものは除いて、持っていないものは、カセットを探しだす手間を考えて、大人買いしてしまいました。
 さて、その音質は?

中島みゆきは、これまで高音質ディスクに挑戦していました。
 APO アモルファスポリオレフィン素材、金メッキの蒸着層など。どれも良い音でした。


〇20180607

 PAD ドミナス パワーケーブル

 ドミナスは現在、センター・SW用のシナジーUiと、センターSP用パワーアンプに使っています。
 これまでは、AVアンプと、UX1に使っていました。ダイナミックな表現が良い、と浮かれていたのですが、フロントリアのプリパワー、接続ケーブル・パワーケーブルをカルダスのゴールデンリファレンス系に変えてきたこともあって、ドミナスの独特の音の響き、遅れ感が気になってきたのでした。それで、AVアンプ、UX-1ももっと軽快に低域をトストスと出すように、ゴールデンリファレンスパワーケーブルに変更しました。

 で、ドミナスをセンター・SW用のシナジーUi、センターSPのパワーアンプに使用。すると、ある時(映画)は調子が良いのですが、音楽ものの時は、音のずれが気になります。低域に沈んで淀みが出てしまうのです。
 映画には迫力があるので良いのですが。難しいところです。
 
 もとより、映画音声用にセンターは真空管アンプにしています。それを生かすパワーコードも探していきましょう。 


〇20180606  メディアあれこれ

AVレヴューに書くべきなんでしょうけれど、最近の動きの中ではトピックだったのでこちらに掲載します。

T2  4K ウルトラHD BD 外盤  

 数々のメディアで出ていたT2。
 それが4KUHDBDで登場しました。

 過去最高の画質と音質でした。

 冒頭、未来からタイムワープしてやってくるときの球状のイベントホライゾン。切り取られるトラックや鉄柵、地面などがオレンジ色に光ってやがて光を失っていく。
その色の発色、輝きの減衰表現がみずみずしいのです。

 大型トラックのフロントグリルのクロームメッキの表現がぬるぬるしていて不気味さが際立ちます。

 細かいT2あるあるがより細かいところで確認できてしまいます。(T2あるあるとは、あるシーンで壊れていた部分が次のシーンで直っていたりするあれ、です)

 音声もサラウンド感十分。爆発などの衝撃音もダイナミックです。

 日本版は不詳ですが、外盤英語字幕で十分楽しめました。もともと字幕は消して見ていることが多いので、日本語字幕がなくてもほとんど気になりません。

 
ステレオサウンド版
ザ・ピーナッツ ベスト LP  



 冒頭2曲がモノーラル。3曲目に入る前に針を落とし直さねばなりません。
 モノーラルは、左右の広がりは難しいのですが、なんと、前後奥行き表現ができるのです。
 ザ・ピーナッツのハモり具合が、モノーラルの奥行き表現、前後2人で歌っている姿が現代に甦ります。
 よく調整されたシステムでお聴き下さい。奥行き感の表現、面白いです。それに、脳内で自動的に左右の広がりにも変換される部分があるのでモノーラルも面白いです。
 3曲目、4曲目は少しサチリ気味ですが、おおむね昭和歌謡曲のミックス。懐かしい曲調が、現代の音でやはり甦ります。
 B面は、ヒット曲のオンパレード。
 偉大なデュオだったのですね。


デゲオスティーニ ビートルズコレクション
 ビートルズ フォーセイル LP



 素直な録音が耳に心地よいです。1964年の作。日本で東京オリンピックがあった年の暮れに発売されました。
 当時、リアルでこのアルバムを聴いたヤングは、貴重なクリスマスプレゼントとなったことでしょう。
 
 今、現在の私のシステムで聴くビートルズは、ハードスケジュールでばりばり曲を作っていた彼らの若いときの姿が現れます。
 ジョンとポールの歌声の若々しいこと。なんて才能だったんでしょうね。


〇20180302  BENQ DLPプロジェクター オーディオかもん編

 オーディオかもんのKK社長からBENQのプロジェクター入ったから見に来ない?と誘われ行ってみました。
 
 小さい。上がJVC-X70R                  今回電源ケーブルは高級品だが、違うほうが良いみたいだとのこと。
  HIVI 3月号から
 20万くらいで、4KHDRを実現しています。

 JVCDLA-X900Rの3.5分の1くらいで4KHDRが楽しめるのは魅力。
 ただ、画面全体の明るさ、先鋭感、色のしっとり感、色の解像度、落ち着き、全体的なコントラスト、ダイナミック感、などでは、20万クラスと見たほうが良い。

 JVCの画質に慣れていると、少し、かりかりした画質で落ち着きがない。
 あくまで20万クラスでは良いほうだ、と見た。

 カラーホイールの回転振動が筐体を揺らしている。それが画質に悪影響を与え、筐体を手で押さえると、すっと画面が落ち着くのだ。
 振動対策、電源ケーブル、HDMIケーブルなど吟味していくと、結構楽しめるプロジェクターだ。
 4K、HDR DLPプロジェクターが20万で手に入る世の中になったものだ。
 


〇201802111  オーディオかもん

 福島市のオーディオショップオーディオかもんに行ってきました。


 この日は、TADのCE1を鳴らしていました。コンパクトなサイズながらお高い価格設定で、良い音が出てきます。
 
 CDプレーヤーが、結構熱い音を出す製品でした。(ラック左上、アナログプレーヤーの下。約20万円)
 レッグにバック工芸の木製インシュレーター。これで前後左右の広がり、奥行きを出しています。
 使いこなし、音出しにも果敢に挑戦しているかもんのマスターKKさんです。

 10日KK社長から電話があり、JVCのプロジェクターのデモあります、ということでした。

 JVCDLA-X990R  Hiviの1等賞を取っていた機種だと思います。
 950Rから、DILA素子を選別、輝度を上げ、カラープロファイルを増やした選別モデル。メーカーの人は、数が作れない、と言っていました。
 
 現在JVC工場は、横浜にあるそうです。昨年長津田から横浜に向かった時に右手にJVCの工場を見たのですが、あれが、JVCの工場だったのですね。

 DLA-X990R
 Hiviだと、レンズ周りが金ぴか艶ありだったのですが、これは渋い艶消し仕上げでした。こちらが標準ということです。

 投射画像は、ネイティブ4KのZ1に近い画質です。落ち着いて、かりかり緊張した画ではありません。色の滑らかさは特筆もの。
 e-shift5にバージョンアップされていて、4から(HDR対応)色の解像度を調整できる仕組みがさらに進化していました。

 これで、HDMIケーブル、電源コードなどを吟味、追い込んでいけば、さらに良くなると思われます。

 短い時間でしたが、まだまだJVC、力があります。
 次に、私が購入できる状態になるまで、メーカーとして生きていてください、とメーカーの方にお願いしました。

 このメーカーの方は、結構古い方で、私が35年前、別のオーディオショップでバイトしていた時、大学のオーディオフェアでビクターの売り子アルバイトをしたことがあります。その時のビクター営業が米内(よない)さんと言いました。そんな昔の人のことも、わかっていた方です。
 ちなみに、1983年当時、某オーディオN店でバイトをしていた私は、メーカーの人とも友達になっていて、当時のトリオの方、確か服部さん。ナカミチの営業さん(その当時、福島市には、ナカミチの工場があって、(ナカミチ福島)そこに営業所が付属していたのでした。)などなど、各社営業さんと友達になって情報収集をしていたものでした。
 そのころ、ナカミチはセレクトショップ体制を取っていて、販売店を絞っていたと思います。オーディオNは、販売。カーステレオ(MSSといいます。)は、当時、福島市の坂野井自動車とフレンドシップ福島の2店舗でしか取り付けを行っていませんでした。(大学生協の売店でもナカミチ480を売ってましたが、、、)

〇リタクーリッジ

続き

届きました。
 リタクーリッジデビューアルバム。
 クリスクリストファーソンとの作品とベスト盤。

で、1970年−1980年代の女性ボーカル物も聞きたくなって収集し始めました。
 ロバータフラック
 優しく歌って、とダニーハザウエイとのディスク。

 アンマレー
 1980年代に、女性ボーカルブームがあり、当時のソースがFM中心だったこともあり、ディスクメディアでの視聴は、これが初めてのことです。
 


〇20180204 カーリーサイモンの次はリタクーリッジ

 時は1978年、私が高校3年生だった時、地元の喫茶店でバイトをすることになりました。
 そこでかかっていた音楽が、カーリーサイモン、リタクーリッジなど大人の雰囲気の女性ボーカルでした。
 当時は、ロック以外のジャンルはその他に区分けしてあって、それほど重点的に聞いていたわけではありません。

 約40年経過して、ふと耳にする音楽が、1960−70年代の歌謡曲、ポップスで、その時の時代の空気と密接に結びついていることを痛感しました。私は、それらを時代ソングと名付けました。

 ブルーライト横浜、やさしく歌って、ユーソーベイン、ウイアーオールアローン、アロンアゲイン、などなど。曲名は後付けで判明したものも含めて小学生になる前後から小学生−中学生にいたる未分化時代の耳に強烈にしみついている楽曲です。

 リタクーリッジは、カーリーサイモンとほぼ同時期にデビュー、数々のアルバムを出してきました。
 2018年現在、当時のLPはかなりコンディションが悪いはず。CD等の他のメディアで再販されているか、が問題です。私の小中高大のほとんど、音楽の記録(アーカイブ)はカセットテープでした。音源はFMです。
 LPも劣化しますが、テープも消耗品です。当時のテープは保存してありますが、検索が難しく(どこにあるかわからない。一覧性のある展示にできない住宅事情もあり。

 さてさて、ディスクを調べるのに、アマゾンとHMV2つで行いました。両サイトで、驚くほど価格差があります。よく調べないととんでもないことになります。
 リタクーリッジは、カーリーサイモンほどCD化されていません。肝心の1970年代のディスクが歯抜けの品ぞろえです。おまけに高音質のSHMCDも数少ないです。
 それでも、その喫茶店でかかっていたであろうディスクは、3000円強で入手。それは、当時結構売れた盤1977年のanytime anywhere。
 
 このディスクは、評価が高いためか、アマゾンでは13000円強の値段がついていました。飛んでもありません。HMVでは3400円くらいです。これでもこの昔のアルバムとしては高価ですね。

 評価を見ていると、CD盤の音質のばらつきも大きいようです。LPからCDへリマスターして高音質に仕上げてくれればよいのでしょうけれど、そういかないものや、音源そのものが劣化しているものもあるかもしれません。いずれにせよ、リマスター再販するなら高音質を目指してほしいのがオーディオファイルとしての意見です。

 さて、どうなるか。どんな音のCDが来るでしょうか。その音楽は1970年代に連れて行ってくれるでしょうか。

 今現在のAVルームの音は、私の人生で最高の音で鳴っています。昔、オリジナルで聴いていて頃は、当時のセパレートステレオ、ラジオ、ラジカセ。喫茶店で少しグレードの上がったコンポで。喫茶店では聴取状態としては良いわけがありません。
 
 LPは、いまだに運用していて、カーリーサイモン、リタクーリッジのベスト盤もあります。以前のオーディオ雑記帳に記載してあります。
 これらのLPは結構よい音です。ただし、LPで再販されても、CDがあるのだったらCDを買うでしょうね。

  

rita coolidge discography
     
  Rita Coolidge(1971年)   1444 アマゾンマーケットプレイス
  Nice Feelin'(1971年)   1226 アマゾン
  The Lady’s Not For Sale(1972年)   
  Full Moon(1973年) - クリス・クリストファーソンとの連名   1714 アマゾン
  Fall Into Spring(1974年)   
  Breakaway(1974年) - クリス・クリストファーソンとの連名   975 アマゾン
  It's Only Love(1975年)   
  Anytime...Anywhere(1977年)   3401 HMV amazonで13500円
  Love Me Again(1978年)   
  Natural Act(1978年) - クリス・クリストファーソンとの連名   1002 HMV
  Satisfied(1979年)   
1980   Beautiful Evening live in japan   3348 HMV
  Heartbreak Radio(1981年)   
  Never Let You Go(1983年)    1983 007octpussy の主題歌all time highを歌う
  Inside The Fire(1984年)   
  Fire Me Back(1990年)   2340 HMV
  Dancing With An Angel(1991年)   
  Love Lessons(1992年)   
  For You(1993年)   
1993   Greatesthits あなたしか見えない SHMCD   1703 HMV ベスト盤
  Behind The Memories(1995年)   
  Out Of The Blues(1996年)   
1996   the collection   914 アマゾンマーケットプレイス ベスト盤youが入っている
2004   Delta lady anthology   3468 HMV ベスト盤
  Thinkin' About You(1998年)   
2000   best of   1423 HMV ベスト盤音が悪いらしい
  And So Is Love(2005年)   1236 アマゾンマーケットプレイス ジャズスタンダード
2005   Rita CoolidgeChristmas 2631 HMV

○20180101  カーリーサイモンと女性ボーカル

 UX-1のMBT化計画で、女性ポップスもご機嫌に聞けるように推進しています。
 カ-リーサイモンのディスクがかなり手に入るように環境が変わってきていますので、少しずつ40年以上前の時代へ巻き戻ししています。
 
 今回はフィルムノワール(1997)

 
 けだるい感じの大人のアルバムに仕上がっています。(リンダロンシュタットのホワッツニューに近い感じ)

 そうしたら、急に、ジェニファーウオーンズのフェイマスブルーレインコートを聞きたくなった。

 2種
 CDは、当時のレファレンスにもなっていました。某メーカーでB&W社の検査にもこのCDを使ってました。
 左のSACDは、あとから発売のもの。こちらの方が音が良い。

 すると、サラブライトマンが聞きたくなりました。

 2種
 CDは当時会津坂下のIKシアターでレファレンスになっていたもの。
 左のSACDの方が音の広がりがあって良い感じですが、CDも捨てがたい。


○20180101  照明変更 調整

 AVルームを設定して、25年。照明は、ハウスメーカーが設定したものをずっと使用してきました。
 当時ミサワホームには、オーディオ専用ルーム制作のノウハウが無く、こちらの要求には、手探りで進める状態でした。
 
 内部配線には、当初5.5スケの線材を要求しました。当時の電材屋さんが、5.5スケなんて、工場の強電力施設用だ、と言って聞かず、結局配電盤からAVルーム用に3.5スケの3芯ケーブル(単相3線で200V)をひっぱてきて、AVルームの分電盤で、100Vと200Vに分けて設置したのでした。

 分電盤からは、3.5スケじゃなく、2スケのFケーブルです。
 その当時は、私もあまり詳しくなく、1コンポ1ブレーカーを追求すればよかったのですが、100V3系統、200V1系統で収めてしまったのでした。

 デジタルとアナログの分離くらいのイメージでしたが、それよりも、ホット側とコールド側でほぼイコールの電力使用量に合わせて組み合わせるのが必要だったのでした。

 結局、200V線を、100Vにして、パワーアンプ専用回路に。100Vの1回路はプロジェクター用回路に。

 残りの2回路を、各コンポで、デジアナに関係なく、電力消費量に合わせて分けていくように使う、という事をしてました。

 そうは言っても、コンピューター関係のHDDや、デジタル関係の品を接続するには、ちと不安があったので、まずエアコンの回路を分枝して、リアのパワーアンプ用にしました。デジタル製品用(BDレコーダーやHDDなど)に、隣の部屋からコンセントを分枝して、電源を取るなど対処してきました。

 その中で、手つかずだったのが照明でした。
 思えば、長岡鉄男氏の方舟シアターは、蛍光灯ペンダントだったな〜と思いだしました。
 蛍光灯から出るノイズを嫌って、当AVルームでは全部白熱灯を使う、リモコン機能はつけない、とこだわりました。
 結果、ハウスメーカーが提案してきた商品展示品ディスプレイ用の強力ハロゲンライト3灯、商品展示品用照明ライト2灯ペア、ダウンライトは取り付けられました。それで25年。

 最近、新規購入したLEDシーリングペンダントが余ったので、AVルームに取り付けてしまえ!と考え実行しました。

 ライトを直接撮影すると、自動で調整されてこんな風になってしまいます。

 壁面についた、商品展示品用照明(カクテル光線並みの強力光線が出るライトを外し、その配線を天井用に引き回し、天井およそ中央にLEDライトを取り付けました。


 リスニングポイントを照らすダウンライトがありました。
 そこのミニクリプトン球は、ちょくちょく切れる白熱灯。交換の時に、天井の穴から冷気が噴出してくるのは気になっていました。
 同時に、プロジェクターの光線に埃が舞っているのが視認していました。
 どこから埃が来るのか、不思議でした。
 カーテンから大量にホコリが出ているのを発見した時は即、交換しました。

 ダウンライト
 おおよその構造スケッチ

 左が現状
 右が、断熱防風袋を取り付けたイメージ図

 今回、天井にLEDライトを取り付けると、白熱灯では見えなかった部分が隅々まで見えるようになります。
 すると埃がとても気になります。

 考えてみると、このAVルームには、全周石膏ボードを2重張りにしてあります。
 ダウンライトの設置穴切削面は石膏がむき出しです。
 そこから埃(石膏粉塵)がどんどん出てくる。
 おまけに、冷風が下に向かって降りてくるので、冷気と埃が一緒に噴出してくる!と推測しました。

 ダウンライトは白熱灯のクリプトン球で発熱が結構あります。それを抑えないと埃をカバーする方法が取れない。
 そこで、発熱のあるクリプトン球を、ほとんど発熱しないLEDにしてしまう方法を考え実行しました。

 ダウンライトの本体外側、保治具をそっくりくるんでしまう作戦です。
 冷凍食品包装用の表面がアルミで裏側に発布スチロール材がついている袋を裏返した、ライト側にアルミ、裏側に断熱の発砲材にして開口部に密着するよう保持部に隙間スポンジテープを貼り付けます。

 保持部を本体ごと覆い被せるようにアルミ袋を貼り付け、天井裏に取り付け、力技で抑えると、冷風を止め、埃もシャットアウトするカバーとなります。
 LEDライトなので、発熱はほとんどありません。
 
 設置後の状態

 冷気、埃はほとんどシャットアウトできました。
 ただ、LEDの拡散タイプ電球ですので、これまでの物よりは暗いです。
 実際は、それで本を読むことはないのでOKです。

 最後に、3灯あった明るい商品展示品照明用ライト。
 これは、レールに取り付けられており、ロックを外して回転すれば簡単に外れるタイプのものです。
 これも、外しました。結構ビリ付があったので音質的には良くなる可能性があります。
 これはハロゲン灯だったので、明るさが強烈だったのですが、温度も強烈でした。
 
 外すと25年来の物がなくなる寂しさはありますが、良い方に考えて慣れるようにします。

 年始にかけて起こった照明の変更作戦でした。