ZX-9


ナカミチ初のダイレクトドライブメカ。1982年
ZX-9。ダブルキャプスタンのうちT側(テイクアップ側)がDD。S側(サプライ側)はベルトにて連動される。

 真のダブルダイレクトドライブは翌1983年のドラゴンまで待たねばならない。

 ダイレクトドライブ用の星型着磁コアレスモーターによってワウフラが驚異的に向上。

 マニュアルキャリブレーションで、どんなテープでも特性フラットにしてしまう機能。(テープによっては調整しきれないものも存在した。)

 まだカセットデッキに夢とロマンがあった時代の製品。

 1000ZXLに比べ、シャープさ、切れ込みの鋭さが出てくるマシン。ダイレクトドライブによる切れのよさが十分に味わえる。姉妹機のZX7がベルトドライブメカで、従来のどーんとした音質だったのとは対象的。